教具『北極圏動物フィギュア』

この教具は地球にある6つの大陸を意識させつつ、そこに住む動物たちへの理解を進めるために使用しています。また同時に世界地図や国旗の教具を使用しますがそれについてはまた別途取上げます。

最初に北極は大陸ではなく多くが海氷に覆われている海であることを認識させ、この北極は海であるためどこか1つの国に属しているのではないことを確認します。そして北極点を中心に北緯66度33分の範囲にある部分を北極圏と呼びアメリカ・ロシア・カナダ・ノルウェー・アイスランド・フィンランド・スェーデン・デンマークの8ヶ国の領土が含まれていることも地図と地球儀、地図模型を使用して少しずつ話しながら位置確認を行います。

北極に住む動物だけあって白い体表を持つ動物を集めてみました。

左からゴマアザラシの子供、シロイルカ、北極ギツネ、シロクマ・北極うさぎです。北極に住む動物たちは狩りをするには海氷と同様に生き抜くためには体表が白くなければならないことも絵本で確認しながら実際に手を動かしていきます。


また北極に住むのは白い動物ばかりではありません。左からイワトビペンギン、シャチ、セイウチ、ハスキー犬、トナカイです。

子供達に物事を伝えるとき如何に好奇心を育てるかを意識しています。ここで話すのは野生で暮らすトナカイの群れがミステリーサークルかのような巨大な円を描き時計回りにぐるぐると回転している様子を確認し、そしてその理由が未だ解明されていないことについて子供なりの発想で考えてもらいます。もしかすると生徒さんの中からシートンやファーブルを越える研究者が現われるかもしれません。


北極圏には思いの外多くの人々が住んでいるそうですが、もともとは狩猟を生業としていた先住民のイヌイットが住んでいます。ハスキー犬にぞりを引かせたマッシャーを操り、氷の家と呼ばれるイグルー(狩猟用のシェルター)を使用します。私が小学生の頃北極に住むんだと言って転校した同級生がいましたが、犬ぞりの話で盛り上がっていたのを思い出します。とても遠くに感じていた北極が一気に身近な土地になったのはいうまでもありません。子供達には自分の足元を固め確りと世界を見極める目を持ってほしいと思います。



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