身体発達『乳児の味覚形成 第1弾』

今日は味覚の話です。味覚は人間の五感の中で最も保守的で幼い時に味わった味が味覚のベースになります。

世の中に溢れるどんな美食よりも母の食事・おふくろの味を好み生涯このベースは変わることがありません。


離乳食で子に伝えて獲得させることは4つ

1、何でも食べられる食の幅広さ

2、本物の味を知る確かな味覚を育てること

3、食べる楽しさを知ること

4、手掴みで食べること

世のお母様は栄養面を考えて離乳食を作り食させています。私が本物と思う味覚の発達は喜んで何でも好き嫌いなく食べてくれることです。しかし好き嫌いが多い子は残念ながら遊びも学習も人に対しても受入れる許容範囲が狭い傾向があります。その一方好き嫌いのない子は何でも挑戦する受入れ上手という特徴があります。

前者の好き嫌いを持つ子は思考回路に好きか嫌いかを判断するこ基準ができ、何でもその基準で判断する好き嫌いで判断し、後者はとりあえず何でも受け入れ事に応じるという思考の差の現れだと感じています。

味覚を通して身体や健康を育てているだけでなく心や思考、人との関わりにも関係してくるので、出来れば多くの食材を食し食の幅を広げられるようお勉強なさると良いでしょう。私のお勧めは色々なお出汁で『うまみ』の味覚を獲得させること。人工的な食が増えている中健康的に生きるためには食の選択は必要だと思います。そして食事を通して親が子に与えられるものは『美味しいね記憶』です。

誰の中にも存在する母や父の味を持ち育つことは本当に幸せなことだと思います。私の食事の記憶は父のたまなー味噌汁。毎日料理していた母には申し訳ないのですが、未だにもう一度食べたいと思う父の思い出の味なのです。子供の心に両親の思い出の味を作ることができることを願います。

Baby教室シオ

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