提案『さり気ない手助けができる子』

反射的に人のために動くことができるかどうか、それがさりげない手助けができる子に育てる早道です。子育てに早道の有無を列記するのは邪道のような気がしますが、この『さり気無い手助け』に於いてはそう述べても外れではないと考えています。

今までに幾度も無く子供は育てたように育つという話をしてきました。この言葉で気が付かれる方が多くおられると嬉しく思います。

さり気ない手助けを子供がする場合には親御さんや保育を任される人が実践しその様子を見せているか、手助けをするように教育をしていることが殆どです。子供は周りの環境から多くを学び取り、学んだ通りに行動します。親御さんや保育者が理詰めで手助けをしなさいと声を掛けて教え込んでもそうそう実行することはありません。

レッスンでは3歳以降から道徳に関する学びを強化していきますが、いろいろな場面での設定を説いても人のために働くことや人助けの意味を理解していない場合には殆ど言葉が出てきません。言葉が出ないということは残念ながら行動など出ようはずがないのです。

目の前で物を落とした人がいたらさっと物を広いに動ける行動力や困っている人がいたら自ら手を貸すことを行うなど、子供の目の前で行動を起こしその様子を子供に見せることが何の見返りも望まない子供の手助けの早道です。子供は親の背を見て育つという言葉通り、親のやっていることを見て、それが当たり前のことと思い自らの常識にしてしまうのです。子供に多くを望むのであれば先ず親が率先して行動を起こすべきだろうと考えます。

先ずはたくさんのボールを手にした大人がボールを一斉に落とし、そのボールを子供が競って拾い集める遊び心をくすぐりながら行う取り組みから種蒔きをしてはいかがでしょうか。



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