提案『電子機器と子供の視力』

ここ10年余りで大変危惧されることがあります。それは子供達がいとも簡単に手馴れた様子でスマートフォンやタブレットを扱う様子です。

入室しているお母様方にはとにかく使用することをなるべく控えるようにお願いしています。なぜなら乳幼児の視覚は発達段階にあり、それは目だけの問題ではすまないからです。

未発達の子供達は電子機器をかなり至近距離から見ることになり、近視が進んでしまうとある一定の距離を保つ位置にあるものが目に入らないようになります。すると言葉を獲得するチャンスを逃すだけでなく言葉を獲得することができなくなります。すると発語が出ない状況になる可能性が大きくなり、脳の発達にも必ず影響しているのは明らかです。乳幼児にとって物を認知するためにはやはり視覚発達がいかに重要なのかを認識していなければなりません。

またそれは遠くの物を捉えることができないため「あれはなんだろう?近付いてみよう」という意欲のみならず、運動神経の発達にも影響が出てきてしまいます。昨今はその近視の状態を有する年中児や年長児に多く出始めていると言います。近視は幼い頃に出現するとその度合いが年齢と共に強く現われ進行することが分かっているそうです。健全な視覚発達のためには屋外で遊び遠くを見ることが効果的であることも明記しておきます。

子供を静かにさせよう、大人しくしてもらおうと安易に電子機器で子守をさせることが健康被害に繋がり、心身の発達に影響を与えていることを親が自覚すべきだと考えます。発達を獲得させなければならない視覚発達を軽視することは何かを今一度認識してください。

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