絵本『パパとあたしのキャンプ』

父と息子がキャンプへという物語は読んだことがありますが、娘と父というのはどのような展開になるのだろうかとあれこれ推測しながら手にした一冊でした。

キャンプへまだ行ったことのない子供たちが、キャンプとはどういうものなんだろうという概要を知る作品として大変読みやすく描かれています。

物語の後半を迎えるまでは父と子の会話形式で物語が展開していきます。

キャンプに行く当日の朝、おそらく寝ているパパの足を引っ張って起こすあこちゃんの様子は小さな子に見受けられるあるある行動だで愛らしく感じます。

この作品はキャンプを存分に楽しもうと奮闘する小さなしっかり者のあこちゃんの様子が健気であり、アクシデントにも対応できる逞しさが読み取れます。また父と娘のほんわかとしたやりとりが心地の良い作品でもあります。

ところが夜になると・・・昼間とは一転した小さな女の子の一面が顔を覗かせます。

そんなこんなで楽しんだキャンプが終わりを告げる頃、湖の船の上でまたパパと次の約束を誓うのでした。そんなこんなの内容については絵本を読んでお確かめください。

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