スナップ『シェフデビュー』
常日頃からお母様にはご協力をいただき、ご自宅でのご様子を写真で送ってくださるのでレッスン中のお子さんとの会話のネタにも困らず楽しくレッスンができています。今回はお子さんと料理をしているお写真を送ってくださったので皆さんにもお披露目いたします。
なんと揚げ物の下拵えにお子さんたちが挑戦!
作る側の大人でも揚げ物は避けたい人も多いと耳にしますが、子供と作るとなると勇気を振り絞ってさせてみるという話も聞いたことがあります。
溶き卵のぬるっとした感覚やパン粉のザクザクとした触感、パン粉を押し付けたり、それらが指にまとわりつく感覚刺激を存分に味わっていることでしょう。何より感覚刺激を脳で処理し、それが楽しさや成功体験につながり美味しい時たらこの料理経験は大成功です。
そしてお兄ちゃまは数枚並べ敷いた皮の上に餃子の餡を載せています。
これはどのような形成をするのか・・・面白いぞと手元の動きに注目して写真を見てしまいます。どのような形になったのか・・・気になるところですね。その点については皆さんもご自身のお子さんと実験的にされてみてはいかがでしょうか。ということでその様子はです。
餃子の包み方はいろいろなアイディアがあります。私もいつかご披露しようと思いつつなかなかそのような機会が設定できていませんが、お客様がいらっしゃるおもてなしの時にはドレープ状に包んで鉄鍋に並べて華やかにアレンジしたり、ロシア人の留学生に習ったクルッと一口巻きや子供達に簡単に包むことができる三角巻きや半月巻き・・・皆さんもお子さんと共にいろいろな包み方で造形の楽しさを味わってもらいたいと思います。
生徒さんのように何枚も重ねて一包みするなら・・・ローズ、巻きか、はたまた大好きな乗りものを表現したのか私の想像もどんどん膨らんでいきますが、作っている間にアイディアがどんどん出てくるようになれば、頭の中で思い描いていることを形にする力や問題解決能力にも広がりが見られることでしょう。
労力を厭わずにお子さんのために一肌も二肌も脱ぐことが出来るのは、お母様自身が好きなことをしておられるんだろうなと常々感じています。
近い将来母の日や父の日、敬老の日に合わせて子供たちが自発的に料理をする日が訪れるかもしれませんね。これからも料理を通して子供たちの能力の向上に努めてほしいと思います。幸せに満ち溢れている瞬間のお裾分けいただき私も元気をいただきました。家族っていいな、親子の繋がりって大切だな、たくさんの思い出はみんなが揃っているから増やせるものです。日常が日常であるうちに幸せの思い出づつくりを重ねてください。
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