おもちゃ『医療セット』

0、1歳頃はごっこ遊びの準備期間で見立て遊びを行い、1、2歳になると周りの大人の動きを真似るごっこ遊びが始まります。この時期が最も多くの能力を育むタイミングなのでいろいろなごっこ遊びを経験させましょう。2歳になると身近な物やおもちゃを何かに見立てて遊びを始めます。ままごとや家族ごっこ、買い物ごっこなどさまざまなごっこ遊びで自分の思いを言葉にのせて、発想豊かに時に空想を交えながら楽しむようになります。

今週は人体に関する事なので病院ごっこ、お医者さんごっこ、看護師さんごっこが楽しめるおもちゃを取り上げます。

台湾のママ友から譲っていただいたものでどこメーカーのものなのかわかりませんが、台湾製であることは間違いありません。聴診器や注射器、体温計、軟膏タイプのチューブ、甘いシロップの咳止めの飲み薬、ハサミなどがあります。足りないものは実際に救急箱から補足して遊んでおりました。

聴診器は自在に形を変える事ができるようになっていますが、小さな子供の耳に入らない場合もありますので首にかけ聴診器を当て真似をしていた時期もありました。十字形のマークもこの聴診器から病院のマークと覚え、日赤の前を通るたびに聴診器のことを思い出すという記憶のアウトプットをしておりました。


注射器は実際に押すと指先に空気抵抗を感じる事ができますが、取り外しができないことが少し難点なので実験用のプラスチックの注射器を購入して遊ばせていました。


薬の入っている瓶や塗り薬のキャップはマジックテープがついているので取り外しができ、塗り薬を塗る真似やシロップをキャップに注いで飲ませる真似をして遊んでいました。生活の場面で親が行っていることをぬいぐるみやお友達にするごっこ遊びを楽しんでいたように思います。


その他今ではなかなかお目にかかれない水銀の入った古い体温計を模したもの、リング状の薬、微妙なハサミなどがあります。


また生徒さんから使用しなくなったものもいただきセットしてあります。ぬいぐるみを病人や負傷者に見立てて手当てをすることをシチュエーションを考えて対応できたら遊びの幅が広がります。赤色の聴診器では実際に心臓の音が聞こえるので確かめてみる実体験をさせてみてもよいのではないでしょうか。

最後に今日は勤労感謝の日です。日頃懸命に働いておられるお父様やお母様に感謝をするよう子供達に話をしましたが、今朝起きて「ありがとう」と伝えられたでしょうか。今日は勤労感謝の意味を考える日であってほしと願います。

またじわじわとコロナ感染者が増えつつあるので医療が逼迫しないように、医療従事者の方々が疲弊しないように気を引き締めて感染対策を行っていきましょう。

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