『トナカイの名で情報を精査し記憶する』
この時期になるとサンタクロースが主役になりがちですが、サンタクロースの右腕になるのがトナカイたち。日本ではトナカイは総称としての括りで1頭1頭に名前がついていることを知らない子供が多いようです。子供たちの中にはトナカイは1頭しかいないとさえ思っている子もいます。しかし実はトナカイは初めは8頭、そして9頭に増えそれぞれに名前が付き、ソリを引く順番も決まっています。今回は情報精査をし記憶に結びつける方法と12月のイベントごとであるクリスマスに活躍するトナカイの名前とトナカイの特徴を精査し記憶する力の育み方を提案してまいります。
その前に多くの情報を精査し記憶する力の育み方を述べて参ります。
多くの情報を精査し記憶力を育むには、情報処理力、批判的思考力、記憶力を総合的に鍛える必要があります。しかし子供達の中にはまだまだ物事を精査する力がなく、多くの情報を全て一緒くたんにし断片的に記憶することや多種多様の存在に気付かず、多角的に物事を捉える力が育まれない場合も多くあります。またそのような子供達には話を聞く力、聞いて理解する脳内発信の聞く力が不十分であるという特徴があります。つまりなんとなく聞き齧った断片的な情報のみを理解するという特徴を持っており、精査することを伝えてもそれを受け入れることができず、現状のままで良いと考えている子供もいます。多くの情報を精査し記憶する力は、生活や学習に直結し何が重要で、どうように理解し、習得すべきなのかを考えて取り組むことができず、何度も同じミスを繰り返し、その度ポイントを伝えても理解にすることができないことがあります。よって理解力や習得力がなかなかできず苦戦することになるのです。
一方多くの情報を精査し、何が重要なのかを情報処理した上で、正しい判断をするために一度立ち止まって考える力を発動し、記憶を何度も擦り合わせした上でのアウトプットすることで確実に理解力と習得力へと結びつけていく子供もいます。ではその違いは何か・・・それは一つの力や能力で結果になるのではなく、あらゆる力が積み重なって結果を生み出すのですが、大元は乳児期にスタートします。
乳児期に重要な働きかけは『親子で交わされるアイコンタクト』です。乳児が親に同意を求めたり疑問を投げかけたりする場合には、必ずお母様方と子供がアイコンタクトを交わさなければなりませんが、実は人とのコミュニケーションや社会性、学習などに重要なアイコンタクトは、お母様が乳児に声をかけたら乳児がお母様の目を見ること、つまり親発信のアイコンタクトに乳児が応えることができるかが大きな鍵を握ります。なるべくお母様の声に乳児自身が顔を向け目を向けている姿が多くなければ、今回取り上げる多くの情報から精査をする力、情報処理力、批判的思考力、記憶力を盤石にすることは不可能に近いです。
「人の話は目を見て聞きなさい」という言葉がありますが、視覚優位の子供達は傾聴が難しく、聞き漏らさないためにも話し手の目だけではなく、身振り手振りを見て、表情を読んでを癖づけなければ、後々お母様方からよく漏れる「人の話を聞いてないんです、聞き漏らしが多いんです、ケアレスミスが直らなくて、自分勝手な方法をとるんです、何度も同じ間違いをするんです」などの状況が現れます。アイコンタクトとは乳児からの一方通行では不十分、お母様からの声掛けに乳児がお母様を見ることで交わされるアイコンタクトが能力を育てるためには必要不可欠です。乳児が親御さんの声掛けに顔をあげす目を見ず、声や手を挙げて返事をしているということだけは十分なアイコンタクトをとっているとはいえません。今一度このことをご理解した上で親子でのアイコンタクトの質を上げることをお考えください。
またこの精査する力は1対象物でも色々な違いがあるということに気付かなければ育まれません。例えば猫という括りであっても猫には多種多様な種類がいて、同じ種類でもの顔貌はそれぞれ違うことに気付く力のことを指します。多くの情報を精査して覚える力=情報処理力+批判的思考力+記憶力 を総合的に鍛える方法ことになります。ではその力をいつ養うのか、もう私の記事を読み続けておられる方はピンとくるでしょう。一つのことを多角的に見ること、そして類似するものは何があるのかに気付き理解することです。そのためには多くのことを見せておく必要があります。
例えば恐竜について考えてみましょう。恐竜を1種類で教えてしまうと覚えたもの以外の恐竜は恐竜ではないと判断します。つまり多くの種類の恐竜が存在していたのだと絵本や図鑑、子供向け動画や博物館などで情報収集をさせなくてはなりません。そして恐竜は実際に見た現代人はいませんから、実際の恐竜の色と絵本や図鑑フィギュアなどの恐竜の色とは大きく異なるんだと批判的思考力を働かせる力も育てることになります。恐竜が好きであればその恐竜の特徴や食物連鎖の関係性、当時の地球の様子など記憶力の書き換えをしその記憶力はグレードアップしていきます。身近なものや好きなもので多くの情報を精査して覚える力を育むことを日々促し、多くの情報を精査し覚える力を育むていくことをお勧めします。その手始めの記事として12月に大活躍のトナカイ8頭説、9頭説を紐解きながらトナカイたちの名前を暗記してみましょう。
それではトナカイの名前を精査して覚えていきましょう。
1、情報精査を行う
一般的に情報の精査ができるようになるのは3歳以降と言われています。しかし当教室の生徒さんの中で原始反射に働きかけを十分い行い、名詞の量をたくさんインプットしなおかつ多くのジャンルで絵辞典や図鑑を見ることができていること、そして大人からの話に耳を傾けている子供達は3歳前からキャラクターの名前を数多く覚えていきます。一般的に視覚的な特徴を抑え覚えることを子供達は上手ですが、原始反射への働きとその後と取り組みをしっかりと行えば注視力と記憶力の高さが際立っていきます。
今回のトナカイについてはソリを引くトナカイは9頭いて、それぞれに名前がついていると理解します。しかし1823年のアメリカの新聞紙上で紹介された時には8頭のトナカイでした。その後1939年に赤鼻のトナカイとして絵本が作られた段階で9番目のルドルフが登場することになったのです。そのような情報を入れるとトナカイは8頭なのそれとも?とトナカイを見る目は変わってきます。
2、情報処理力を行い、記憶する
興味のあるキャラから始めると覚えるスピードが倍になるので、できれば赤鼻のトナカイの歌に登場するルドルフから覚えるなどして、ソリを引く順番に名前の意味を考えながらどのようなトナカイなのかを情報処理しながら覚えましょう。
先頭からダッシャー(Dashier〕は突進する、急ぐの意味を持つ名前だから競争好き
2番てダンサー(Dancer)は踊る、跳ね回るの意味を持ち、得意のダンスを披露する
3番プランサー(Prancer)は踊り跳ねる、威勢よく進むという意味があり、若くて活発で隠れんぼなど遊ぶことが大好き
4番ヴィクセン(Vixen)はメスのキツネ、口やかましい女という意味の名で、おしゃべりで気の強いメスのトナカイ
5番目コメット(Comet)は慧生やほうき星という意味を持ち、トナカイの中でも幻想的なイメージを持ちクールでスマートなトナカイ
6番目キューピット(Cupid)はギリシャ神話に出てくるキューピットのイメージでハンサムで魅力的なトナカイとされ、ヴィクセンとこ田舎である。
7番ドンダー(ドーナツ)(Donner)と8番ブリッツエン(Blitzen)はドイツ語名を持ち雷鳴と稲妻という意味を持ち、疾走する俊敏で勇猛なトナカイ
9番目のルドルフ(Rudolph)は1939年の絵本で登場した9番目に真っ赤な鼻にコンプレックスを持っていたところサンタクロースに取り立てられ自信をつけるトナカイとして有名に。
子供達が多くの情報を精査して覚える力を育むためには、興味のあるキャラクターから覚え始めると覚えやすくなります。またキャラクターの特徴や名前 をリンクさせて覚えると記憶が定着しやすいものです。そして日常で軽く繰り返しを行うことにより一番効果的に覚えることができます。とにかく接する機会を増やし、短時間で楽しい という経験をすると覚える量が増えます。そしてこのような繰り返しをいろいろなジャンルで行うことにより、多くの情報を精査して覚える力が格段に上達します。年に一度わずか1ヶ月程度のクリスマスシーズンだからこそ行えることを行ってみてはいかがでしょう。
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