絵本『みち 』

1973年こどものともで発刊された五味太郎氏の最初のこの作品を取り上げます。五味太郎ワールドの先駆けのこの作品は50年前の作品とは思えないほどの新鮮味があります。何度読み返しても楽しさが詰まっています。


「みち」という言葉にフォーカスして様々なみちを辿っていきます。狭いみち、広いみち、一本みち、分かれみちそして右へ行こう・・・といろいろなみちが登場します。

右を選んで進めばストーリーの道に進むけれど、もし左に行けばどんなみちがあるんだろうと想像してみる余白の部分を想像しながらこのページを通過して、読み終えたらこのページに戻り想像してみることもできます。

さらに内容展開が五味ワールドで不思議な方向へと進んでいきます。

暖炉の煙の通り道、空気に、水に、ガスに、雨にと世の中にある道はどんな道があるのかと日常に目を向けるようになる楽しさも味わいつついろいろなみちを発見してほしいと思います。

Baby教室シオ

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