絵本『王さまのお菓子』

1月6日にフランスでは新年を祝って食す『ガレット・デ・ロワ』という焼き菓子があります。日本ではお正月を過ごして一段落した時期ですから認知的にはまだまだ低いと思いますが、洋菓子の世界ではこの伝統菓子が少しずつ普及しクリスマスシーズンに販売されていることが多いような気がします。今回はそんな『ガレット・デ・ロワ』を描いた絵本を取り上げます。

2年ほど前にこの絵本を見つけ「わぁー」と思わず声が漏れ手にしました。一見フランス人の作家作品かと思っていたらそうではなく日本人作家さんたちによる作品でした。繊細で美しい曲線と色遣いがフランス的で女の子が好みそうな作品です。

この作品は陶器でできたお人形のフェーヴのエリーが主人公です。アーモンドクリームたっぷりの牌の中に埋め込まれたエリーがそのパイを引き当てた人を幸せにするという奇跡を起こす内容になっています。もう少しエリーの気持ちや登場人物の心情を深掘りしても良かった感じもします。

この作品を読みながらフェーヴを入れパイを焼いて年明けのデザートにしてみてはいかがでしょうか。新年早々奇跡を呼び込んでみましょう。そして9日の簡単工作は王冠を作る記事をアップ予定です。

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