提案『料理でクリスマスを楽しむ vol 6』

子供達が小さな頃は年末にかけて我が家では冷蔵庫の掃除と題しクリスマスパーティ用に『カナッペとブルスケッタ』を作っていました。冷蔵庫の中にあるものでアイディアを絞り出して組み合わせを考えることは脳に大変良い刺激を与えることができ、また載せるだけという簡単な作業なので小さな子供でも楽しむ事ができます。想像した味が表現できているのか、極上の美味しさを発見する事ができるのか、はたまた2度と味わいたくない代物になるか実験的な面白さもあります。料理は成功と失敗が直ぐに結果として出ることから子供の脳を育てるには効果的です。写真は20年ほど前に子供達が作ったものです。


空気を多く含んだバケットは食しても胃に重く残ることはありませんし、写真を見て分かるように時間経過と共に水分の抜けたバケットでも水分多めのトマトソースや野菜など具材を載せれば、食する頃にはこれまた少々しんなりとして美味しいものです。バケットを使い切る方法はバターを塗り砂糖をまぶしてカリカリに焼いてラスクにしたり、フレンチトーストにしたり、ガーリックパン粉に作り直したりも子供たちとしていましたが、子供達が一番楽しんで食していたのがサラダバケットです。好きな野菜やハム、チーズをボールに入れ、バケットにニンニクを擦り付けて塩とオリーブでクルトンの代わりに混て食する事でした。食材を無駄にしないためのアイディアを子供達発信で考えさせることも脳発達には良い刺激となります。

また冷蔵庫になるものならなんでも試しても良いと思います。子供のタガが外れてしまうと恐ろしい組み合わせが出現することもありましたが、今となっては良い思い出でもあります。また子供達の興味や好奇心は世界の人々が何を食しているのかという食文化へも波及していきました。食わず嫌いもなく何でも食してみようというチャレンジャー的精神は食以外にも良い影響を与えたように思います。

料理は目で見て、手を動かし食材を手で感じながら、香りを嗅ぎ、料理中の音を聞き最後に味覚で楽しむ事ができる最良質の学びを来年は色々な場面で行って欲しいと考えます。

Baby教室シオ

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