絵本『狂言えほん せつぶん』

今週末は節分です。ということで絵本は節分に関するものと選びましたがただの豆まき絵本では面白くないということで、神楽から発祥した日本の伝統芸能である狂言絵本より『せつぶん』を取り上げます。

節分の豆まき絵本とは趣が全く異なる作品でさすが狂言絵本という面白さがあります。狂言は歌舞伎とは違い大きな舞台装置を用いず、独特な語り口と体を使った仕草で想像を掻き立ててくれる作品であることから、この作品を読んだ後に狂言の演目を鑑賞すると子供でも楽しめるでしょう。

ストーリーは一人家にいる女に言い寄る鬼。子供にこの内容は伝わるのかと思いきや思いの外受けに受けた思い出の作品です。一見怖そうな鬼ですが読み聞かせをしていても怖さよりも鼻の下を伸ばしている鬼がどこか人間臭さがあり読み手の親御さんが楽しめるかもしれません。敷居の高い狂言も絵本を介して楽しめるきっかけにもなるように思います。

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