手仕事『りんごの芯取り』

現代の子供達は世の中が便利になり色々な道具が進化を遂げ、お手伝いをさせるご家庭も減ってきているのでめい一杯手に力を入れ何かをすることも少なくなりました。その影響でしょうか鉛筆を一定時間持つことができず、また筆圧も弱くなっています。どこかで手に力を入れる動作を意識してさせる必要があることをご家庭で考えなくてはなりません。今回は家にいながらその取組みが容易にできるりんごの芯をくり抜くアップルコアラーを取上げます。我が家ではりんごのチップスを作りたいという子供の要望に応え購入し使用してきました。

道具の使い方はいたってシンプルです。ギザギザの刃先をりんごに突き立てて押し込むだけです。お母様がりんごをしっかりと固定し、お子さんがアップルコアラーをりんごに突き刺してグッと押し込めば簡単に芯抜きを楽しむことができます。1歳頃には利き手が決まる子もいますがそうなるとこの調理器具を使用する頃には左右の手のモータースキルに大きな差が出ているはずです。できるならば両手で使用し器用さの差を実感させてみてはどうでしょうか。

我が家ではおかずに差し箸をするのはもっての外と躾ていたので、この時ばかりにリンゴにアップルコアラーを突き刺立てて楽しんでいました。リンゴに突き刺すとサクッといい音がし、子供達がこの音を聞きたいがために食べる予定のない何個ものりんごに穴を開け、大量のチップスとジャムを作ることになりました。りんごは加工するよりも生で食べた方が断然美味しいから穴あけを拒否しようかとも思いましたが、子供達の達成感と自分の思いを天秤にかけて子供達の欲望を優先しました。りんごを1日1こ食べたら医者いらずと申しますが、穴の空いた大量のリンゴを前にするとこんな私でも頭痛を起こした記憶があります。

余談はほどほどにして写真説明に戻ります。アップルコアラーの刺し方が不味かったのか周りの皮を削いでしまいましたが、本来はもっと綺麗にくり抜けます。繰り抜いた芯は力を入れずにスポッと引き抜くことができます。

薄くスライスし半感想させた後にオーブンで焼けばりんごのチップスが出来上がりますのでそれも試してもいいかもしれません。


今回はお砂糖を使用せずりんごとレモンの絞り汁と少量のミネラルウォーターで煮詰めました。というのも胡桃入りのバニラアイスにシナモンを振りかける・・・と決めていたからです。子供の頃このシナモンアイスは母の友人が食べさせてくれた思い出の味。シナモンたっぷりのアップルパイもアメリカンテイストで絶品でした。アップルシナモンを味わう度に幼少期を回想し母と母の友人に感謝です。皆さんもお子さんの思い出に残るような逸品を生み出されてはどうでしょうか。

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