手仕事『ポテトマッシャー』

子供の発達や学習そして運動神経を鍛えるのに必要なのが手に力を入れるという動作です。手に力を入れることはある限界を超える忍耐力を鍛える事に繋がります。手に力を入れるを鍛える方法はいろいろありますが、今回は3歳以降の子どもたちがお手伝いを通してできることとしてポテトマッシャーを使用する記事を書きます。道具の扱いができな子供は自分自身の手で茹でたジャガイモを潰すことを促してもいいでしょう。

このマッシャーはステンレス製なので手指に力が入らない子はハードルが高いかもしれませんが、ジャガイモを潰すと網目の部分からニョキニョキとジャガイモが出てくるので子供が夢中になれば自ずと手指に力が入るようになるので繰り返し使うことをお勧めします。

さて用意するのはジャガイモですが私の最近のおすすめじゃがいもは北海道産のキタアカリから長崎産に移行しています。全国第3位生産を誇る長崎のジャガイモですが雲仙のアイマサリが美味です。



定番のマッシュポテトはレンジにかけた後に写真のようにマッシャーで潰し、潰したジャガイモを鍋に移して牛乳と生クリームを入れて弱火にかけ滑らかになるまで混ぜます。そこへ塩、胡椒をかけたら完成です。

その後にいろいろアレンジでき、人参玉ねぎハムをマヨネーズで会えたらポテトサラダに、炒めた挽肉と玉ねぎを混ぜて衣をつけて揚げればコロッケに、ミトソースとマッシュポテトを交互に重ねてオーブンで焼けばマッシュポテトグラタンにアレンジができます。


ここからは定番のマシュポテトにブルーチーズをあえた我が家の定番を紹介します。ブルーチーズや青かびチーズが苦手な方は挑戦しない方が良いかもしれません。パンに塗って食するパンのお供といった位置付けです。

定番のマッシュポテトの作り方とほぼ同じで鍋に牛乳入れてなめらかにしたら、バター、ブルーチーズを入れて全体的に混ざり合わせ、チーズが溶けてポテトと一体になり糸を引くようになったら完成です。

マッシュポテトができたらどのように子供達に食してもらいましょうかと考えるのも重要なことです。なぜならこれまで子供の脳には多くの刺激をという話をしてきましたが、食パンをただ焼いて出すこと以外に何か方法はないだろうかと考えるのも視覚を刺激する事になります。今回は食パンの四隅に切れ込みを入れて軽く差し込み風車風にしました。中央の窪みにマッシュポテトを入れ上にチーズをかけ軽くトーストします。ピンクペッパーを載せるとまた新たな味覚の刺激が出現します。ちなみに食パンなどの飾り編みなどはまた別の機会に記事にすることを考え中です。

最後に念押しを。全力でジャガイモを潰す経験は手指に力を入れる事に繋がります。このような経験が鉛筆を握り字を書くことやピアノの鍵盤を叩くこと、鉄棒を握るなどの運動にも繋がります。先日鉄棒が苦手という話を生徒さんがしてくれましたが、手に力が入らないのだそうです。そうなると鉄棒を握り自分の体重に耐えることもできませんから鉄棒が苦手になるのも仕方がないことで鉄棒の技を獲得する以前の話になります。お手伝いを活用して子供の基本的力を獲得させるのも必要なことだと考えますが、小学生になるとこのような経験をさせる時間を作ることが難しくなるので幼児期の間にさせておきたいものです。


Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。