スナップ・実験『画用紙繊維の絡みつき』

子供の行動の中で紙をクシャクシャに折り曲げその折れ目を伸ばそうとすることがあります。しかし一度ついた折れ目を元に戻すのは難しいものです。戻す方法はないかと手アイロンしてみるもののシワは伸びず、実際のアイロンでシワを伸ばしてもある程度は折れ目が残っています。どうしたらもっとシワが伸びるのかと考えようということで先ず紙がどのようにできるのかを調べ、水に浸してみようということになりました。

紙の繊維と繊維が複雑絡み合った画用紙に絵を描き、そして折った状態の色画用紙を水野上に浮かべてみることにしました。

今回の生徒さんは画用紙が広がり容器の淵に引き寄せられる瞬間を見て、プラス(+)とマイナス(−)の作用が働いているのかもと仮説を立てて繰り返し実験をしていました。本来の実験とは異なることに気づき自分自身で仮説を立てて調べるそうなので、来週結論が出せたのかを質問してみたいと考えています。


以下の写真は画用紙で花や蝶々を描き作り折り目をつけたのが上段の写真で、下段が水に浮かべた状態で50分経過したものです。開いた状態で掬い上げ折り目を確認するとほぼわからなくなっていました。植物の繊維が絡み合ってできた紙の性質を利用してこのようなことをしてみるのも良いかもしれません。

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