手仕事『キャロット・ラペ』

子供が生まれる前から離乳食の勉強をしていたこともあり、好き嫌いしない食育をしようと決めていました。根菜をたくさん食べさせることをかなり意識して始まった離乳食ですが、柔らかく煮るとあまり食べてくれないことが悩みの種でもありました。大人と同じものを食べ始める1歳以降は歯ごたえのあるものを好み、野菜スティックをガリガリ、スルメやじゃこをしゃぶる、発酵食品の中でも糠漬けを好み、出汁を好んで飲むというようになっていました。その延長線上でさまざまな酢を摂取させるように努め、キャロット・ラペは好んで食べてくれたものです。また私にとっても思い出深いサラダの一つです。


今回使用する道具は『トング、ドレッシングマドラー』です。写真のトングはかなり大きいので氷トングなどの小さめのトングを使用させてみてはいかがでしょうか。


材料はニンジン、干し葡萄、クランベリー、パセリ、塩、ざくろ酢、オリーブオイルです。本来は白ワインビネガーを使用するところですが、今回は私の好みでザクロスを使用しました。ザクロスとオリーブオイルをしっかりと乳化させておきます。


基本はフレッシュなニンジンを使用しますが、ニンジン独特の香りやフレッシュな歯応えが気になる場合は、サッと湯通ししてもよいでしょう。まずはニンジンをスライサーでおろし、塩をひとつまみふっておきます。これでしんなりしある程度のにんじんの香りも取り除けます。また少量の胡椒を振ることもできますが、ザクロスの風合いを味わいたいので今回はふりかけしておりません。


混ぜておいた液体とクランベリーやレーズン、ニンジン全てを混ぜ合わせて完成です。この時にできれば手で混ぜさせておくことも手からの刺激を脳に送ることができるので実行して欲しいです。


あとは味が染み込むまで1時間ほど待ちます。そのt後にトングを用いて盛り付けます。

このラペはお正月の洋風おせちを作る時にはなますの代わりに入れたり、白身魚のカルパッチョの代わりに使用したり、マスタードチキンと合わせてバケットサンドにしても美味しくいただけます。

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