スナップ『あっ、ダイラタンシー現象だ』

液体の状態から個体に変化する現象をダイラタンシーと言います。ダイラタンシーは握ると固まる不思議な液体として子供達には人気の実験です。片栗粉と水のみでできる実験なのでご自宅で行ってみてください。

生徒さんはダイラタンシー現象の表面をパンパンと叩いて固い、指を差し込んで指の周りの片栗粉が指の周りから解けていく感覚を繰り返し楽しんでいました。その時には「どうしてこうなるんだろう?面白い」を連呼して興奮気味でした。実験前にスライムを想像していた生徒さんは「似ているようだけど違う」と懸命に言葉でその感覚を説明してくれました。


子供と料理をしているとダイラタンシーに気付くこともあるでしょう。指先を十分刺激している場合は少量の片栗粉と水でもこのダイラタンシー現象に気付くことができ指先への刺激が十分かどうかを確認することもできる実験です。

我が家ではダイラタンシーの上にコップを置き沈んでいく様子を見て、これが沼地で足を取られる感覚と似てるのかな?とか、乾いた砂の上を歩くと足が沈んで行くのに、砂浜を車が走るシーンって砂が濡れてダイラタンシーになったということ?など考え方をどんどん膨らましていました。一度経験をし思考へと結びつくことができれば、『ダイラタンシー現象』という言葉も覚え自由に操ることができるようになります。子供達は専門用語が好きなので実験で覚えた言葉をどんどん使えるような環境設定を促すことも必要です。

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