提案『桃の節句ごはん』
来週月曜は桃の節句ということもありどのようなお料理をみなさんはお召し上がりになるのでしょう。ひな祭りパーティをするのなら一気にテーブルの上に並べて食していたのですが、ある時懐石料理をいただくことになりその予行練習として行なったのを思い出して記事にしようと思い立ちました。
今回の提案記事は和食のコースを桃の節句バージョンにしていた我が家のひなまつりご飯のコースを抜粋して取り上げます。
1、箸付け(前菜)
桃の節句に彩りを添えるのがやはり菜の花です。軽く菜の花をゆがいて白だし醤油をかけただけのおひたしですが、ひな祭り用の器に盛るだけでグッとはえます。色味的にも菜の花がちらほらと咲いているものを選んで買うようにしています。
それ以外にも家にある春らしい食材で大人向けの二品種に合うようなものを準備してみました。
2、吸い物
お吸い物は目上の人が開けるまで周りの者は手を付けてはならないという暗黙のルールがありますが、桃の節句は女の子や子供たちを優先してもいいとしていました。桃の節句は蛤の吸い物と決まっていますが、蛤に限らず春の食材をお吸い物にしても良いでしょう。
3、向付け(お刺身)
両椀の向こう側に置かれることから向付けと呼ばれるようになったお刺身やなますの事を向付けです。盛られた順に左から右へ、またはお寿司をいただくのと同じように淡白な白身魚から味の濃いものへといただくのがマナーです。
上の写真は蛤の貝殻を器に見立ててお刺身をのせてみたのですが、以下の写真はお内裏様をイメージした鯛のカルパッチョです。男雛はサラダ菜を、女雛はラディッシュをスライスしてディルとピンクペッパーで装飾してみました。ちょっとしたことですがこんな遊び心を持つと思い出にもなり楽しくお食事ができると思います。
4、焼き物
色々な食材の焼き物がありますがやはり女の子のお祝いということで鯛の焼き物を支度することが多いものでした。一尾を中骨に沿って頭の後ろから尾に向かって食べるのがマナーですが、小さな子供はそれが難しいので切り身を焼き物にしても良いでしょう。ちなみに我が家では一度ウロコ取りからさせようとペットボトルのキャップを持たせて行なったことがあります。色々なところにウロコが飛び散るのですが結構楽しんで行なっていました。
5、煮物
煮物も春ですから子供達がすくすく育ちますようにとして旬の筍と新ワカメを炊き合わせる若竹煮を作ることが多いものでしたが、子供たちには評判がよろしくなく途中からお煮しめにしていましたが必ず筍を入れるようにしていました。どうも木の芽の香りが移るるのが子供には評判が悪かったようです。春先の出合いものとして食したい物です。
6、揚げ物
大人としては野菜や魚の天ぷらが好みですが子供はお肉が好きなので唐揚げや海老フライなどを挙げていましたが、ぶぶあられを使用すると彩り豊かな揚げ物になりました。画像が残っていなにので来年度の手仕事記事に取り上げたいと考えています。今回はいただきました奈良漬をささみを薄く叩いた中にディルとともに巻き込んでコトレッタ風(イタリアミラノ カツレツ)に、もう一つはクリームチーズと奈良漬のドッキングで定番の味を揚げ焼きにしてみました。奈良漬の独特な香りとディル、奈良漬とクリームチーズが合わさってよいハーモニーを味わうことができました。
7蒸し物
蒸し物は茶碗蒸しや酒蒸しのことですが酒蒸しよりは子供達の大好きな茶碗蒸しをチョイスした方が良いでしょう。好きな具材を入れて蒸して良いのですが舞茸だけは入れてはいけません。舞茸には卵を固まらせない(卵のオボアルブミンを分解する働き)があります。
8、酢の物
酢の物は好みがあるので好きな具材を酢の物にアレンジしても良いでしょう。今回は我が家が好んでいた酢の物を取り上げます。胡瓜をおろし金でおろしてお酢と塩、砂糖のマリネ酢を作り帆立をマリネしておきます。胡瓜独特の香りと味が癖になる逸品です。
9、ご飯、香の物
ひな祭りといえばちらし寿司ですので色々な盛り付けアレンジができます。お子さんと去年は器に持ったから今年はこお重に詰めてみよう、それともグラスに奏を描いて盛り付けてみようかなどと是非お子さんとアレンジを楽しんで欲しいと思います。
我が家のアレンジ記事は来年度以降に掲載予定です。一挙に記事アップしてしまうとネタがなくなってしまうので・・・
10、甘味
ひな祭りといえば雛霰、桜餅、菱餅など色々なデザートがありますが、今年は外郎で雛人形を作りましたので今週水曜日2025年2月26日(水)手仕事『外郎びな』そちらもお時間があれば覗いてみてください。
素敵なひな祭りパーティ都内rますように。
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