提案『アートのアイディア』
今回は絵を描くことを筆ではなく別のものを使用して楽しむ型押しの延長線上の道具について記事を書いていきます。写真の一部は型押し用のスポンジローラーも掲載していますが、おもちゃなどの既製品をも活用できるものは型押しをイメージしてどのような形を映し取ることができるかを楽しんでほしいと思います。
またリサイクルという点で緩衝材や段ボール、トイレットペーパー芯などあらゆるものを型押しに利用するためのアイディアとして我が家で行っていた一部を材料がある範囲内で再現してみました。できる範囲内で色々試してみてください。
1、ダンボールと紙紐を活用して
毎週新聞紙や段ボールを束ねて捨てていた様子を子供が見ていて段ボールアートを作成したのが始まりです。その名残の材料を使用して図形分割をも学習として今実行中の生徒さんもおられますが、学んだ後に型押しとして使用することもできます。
2、トイレットペーパー芯(花火用)
以前ハサミの練習用の記事に取りあげた事のあるトリレットペーパーの芯の片側に鋏を入れ作り上げたものです。切り込みを入れる幅を変えることで型押しした時に変化が加わり、発想の幅を広げることに繋がります。単に一方向に力を加えて押した場合や回転をさせながら押すと同じものを使用しても作品の印象が大きく変化します。
3、トイレットペーパー芯(形を作って)
トイレットペーパーは変幻自在に形を変えることができます。トイレットペーパー芯がたくさんあれば色々な形のものを作り上げることができたのですが、数が足りず写真のものしか作れませんでしたので改めて材料を貯めて工作記事として紹介できたらと考えています。高さを統一すれば2、3歳児でも簡単に型押しを楽しむ作品となります。
4、フルーツキャップを活用して
果物や割れ物を衝撃から守るためのフルーツキャップは色とりどりあります。このフルーツキャップを割いて線に見立て我が家では絵画工作に使用したこともありますが、今回は型押しとして使用した場合のみの使い方の一部を再現してみました。そのまま平たく型押ししたり、くるくると巻いて転がしたり、フルーツキャップの中にフルーツキャップを入れ込んで筆形にしてポンポン押しをしたりと網目を活用して模様を楽しみます。
5、エアーキャップ活用して
目にすることが多く通称プチプチと言われることの多いエアキャップは、工作として活用されるコットが多い緩衝材の一つです。今回は子供たちが扱いやすいように段ボールに貼り付けています。円形の空気が入っている部分の大きさの違いも型押しすると一目瞭然動きのあるドットを楽しむことができます。
6、パルプモールド活用して
段ボールや古新聞紙を材料としたパルプモールドはかなり面白い素材だなと常々感じており、いつか工作記事に活用したいと考えています。今回は精密機器が入っていたものを取っておいたので裏返すと面白い型抜きに気づき型押しとしては子供の発想が豊かになるなと感じています。
7、家にあるものなんでも
幼児期に形を理解するためにはハンコ遊びや型押し、転がしなどの遊びがとても必要になります。例えばネジや釘、ナットを両先端を型押しした場合の写りと全体に絵の具をつけて転がした場合の見え方は大きく異なります。ものが回転する円軌道もこのような遊びから学ぶことができます。我が家では家にあるもの、捨てるもの何でも型押しをして遊ばせました。ここには掲載しておりませんが、新聞紙、ラップ、アルミホイル、和紙、洗剤や殺虫剤のボトル缶、乳酸菌の容器、工具・・・子供の目に入ってしまった可能なものなど子供が面白がるように遊ぶことがやはり必要なことだと考えます。無理強い意するものではなく、楽しくなることでなければ子供の印象にも残らず感動も味わえません。とにかく楽しんでということが肝心要なことなのです。
0コメント