提案『入園前にすること〜幼児編〜』
前回の乳児編に続き今回は幼児編について記してまいります。乳児編でも記した通り生活リズムを整える、愚図る場合の対処法、親から離れる準備、慣らし保育は必要不可欠なことだと考えますが乳児とは少し異なる角度からの対応が求められます。
1、生活リズムを整える
幼児となると子供自身が思いを伝えることも行えるようになるため朝は目覚めが良くなるよう睡眠を十分に取らせることが必要になります。もし睡眠時間が不足していると寝起きが悪く準備に時間がかかるようになるため我が家では午後8時には寝かせるよう努めていました。ただお昼寝をたくさん行うと夜の就寝時間がずれて遅くなるので朝の寝起きが悪くなるのですが、このような場合には親が子供に朝一番にかける声のトーンが重要になります。朝の慌ただしい時間だからこそ急かす起こし方や声掛けをしてしまうと愚図りに移行することがあるので、わずか数秒のことですからゆったりと優しい声掛けを行い、子供の愚図りが起きないようにすることを心掛けてほしいと思います。
2、愚図り対処法を考えておく=通園はワクワクする
幼児のあらゆる朝の準備拒否や通園拒否は親にとって一時的なものであればなんとかその場を誤魔化してどうにかなるものですが、一時的なものではなく毎朝のこととなれば親子でかなりな苦痛を味わいます。ですから幼稚園に行く楽しさを印象付けるようにすることが必須条件だと思います。私が実践していたのは好きな洋服を選んでもらうや制服の場合は好きなハンカチを持たせる、朝食のデザートは少量だけ好きなものを選んでもらう(前日の夜に準備していることを伝えておきます。)、通園中に見かける犬の存在でその犬を見たさに通園することもありました。また幼稚園で飼っている小動物を見ることやおもちゃに焦点を合わせて誘っても良いでしょう。ぐずぐずとしている場合やスムーズに次の行動に移ることができない、してほしくないことをしている時などは子供をロケットや新幹線に見立てて私が抱えて場所を移動させるなどで気持ちを切り替えさせたりしていました。またお友達にはお父さんの肩車で通園する子供もいて目線が高くなるのでそれだけでも特別感がある良い方法だと思います。
3、慣らし保育で先生の名前とお顔の認知
真っ先に子供に理解をしてもらわなければならなのは担任の先生の名前とお顔をの認知です。つまり園で頼りにするのは先生だと理解してもらうことです。我が子は意気揚々と幼稚園に行ったのですが私がいなくなると担任の先生に最初の1週間は1時間も抱っこされていました。子供の気が済むまで抱っこしてくださったことにより2週目からはそんな事実が無かったことのように自立していたようです。今となっては子供の思いを汲んで寄り添ってくださった事に感謝しかありません。そして親は子供に担任の先生を好きになってもらうための言葉掛けを毎日シャワーのように浴びせ掛ける事だと思います。親が先生を信用していると子供がわかれば子供は安心して園生活を送ることができます。よって先生方とにこやかに話をしている様子を子供達に見せることも必要です。もちろん先生とのご挨拶もしっかりと子供自身ができるように声掛けと促しをしましょう。挨拶ができる一歩は自信の一歩でもあります。
4、慣らし保育で園内の各場所を確認ておく
幼児になると自分でしなければならないことも増えてくるので靴箱の位置や靴の履脱、荷物の置き場(帽子やジャケット掛けの位置確認)、お便り手帳の提出、トイレや手洗い場の確認と使用方法、子供達にとっては重要なおもちゃの位置などです。また新しく慣れない環境に身を置くということは不安になる子供もいます。その不安解消のためにどこに何があるのかを確認し、そこに存在するルールを教えておくことで見通しが付くようになります。是非とも行動できる範囲はしっかりと見せておくことをお勧めします。しかし行動が許されない範囲がある場合にはアナウンスをすると事故につながる可能性もあるのでお子さんのご性格と円ルールなども鑑みて行うかどうか注意が必要です。
5、さまざまな食材を口にできるようにする
アレルギーなどがある場合には事前に確認しておいて園に速やかに伝えておきましょう。アレルギーがない場合にはなるべく好き嫌いが出ないように色々な食材を食べる経験を積ませましょう。しかし食事は楽しいものでなければなりません。好き嫌いや食わず嫌いがあっても成長と共に食せるようになる場合があるので強制よりは挑戦することを意識して育ててください。
6、前日の通園準備をさせる
幼児であっても幼稚園という社会的な場所へ身を置くわけですから自分のことは自分でできるようにならなくてはなりません。その準備を行うことも必要でその前段階の準備自宅をするということもかなり重要な自立への取り組みです。準備は時間管理(スケジュール管理)に繋がるため幼稚園に行く前の夕方から晩に掛けて明日の準備をさせることを小さい頃から行わせましょう。ちなみに我が家の場合には習い事の練習うに時間が割かれるため帰宅したらすぐに明日の準備をさせていました。週末には翌週の宴での行事確認や準備するものなどを近い将来のスケジュール管理としてさせていたので、小学校2年生ではシケジュール管理はほぼできたいました。
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