提案『七夕夜の過ごし方』
七夕に関する記事はこれまでに3度程提案してきましたが、ありがたいことに皆さんブログを参考にされて実行なさっておられるようで嬉しい限りです。その流れで「非日常の七夕を子供達と経験したいので何か楽しめることはありますか?」というご依頼がありました。七夕といえばやはり「天の川」。その年によって見える見えないはありますが、見えたら儲けもの、見えなくても別の方法で七夕気分を存分に楽しんでしまおうと我が家で行なっていた『夜の七夕会』を今回は取り上げます。といってもなんら難しいことはありません。
星が見えたら「天の川を見つけよう」の観察会、曇って見えなかったらキャンドルを灯して地上の天の川をイメージして楽しむ、それだけです。それでは提案して参ります。
1、星空観察
七夕の主役である「織姫星(こと座のベガ)」と「彦星(わし座のアルタイル)」を探します。7月上旬の沖縄では晴れていれば夏の大三角も見つけやすい時期です。日が完全に暮れる午後8時~10時頃が見つけやすい時間帯なので、東から南東の空を見て探してみてください。晴れていれば明るい星が3つあり、大きな三角形を作っています。これが「夏の大三角」です。一番明るい星の1つが織姫星(ベガ)、少し離れたもう1つの明るい星が彦星(アルタイル)、そして3つ目が白鳥座のデネブです。ベガとアルタイルの間を流れるように見える淡い帯が天の川という表現をされることが多いのですが、天の川の帯の両側にベガとアルタイルが位置しているという表現のほうが正確だそうです。実際に晴れた暗い場所で見ると、白く淡い帯状の天の川が2つの星の間を横切っているように見えます。ですが光害があまりない状態でないと天の川を見ることができません。那覇近辺だと街明かりがあるのでベガやアルタイルでさえ肉眼で探すのは難しく、毎年私も探すのに少々苦戦しています。どうしても見たいなら街明かりの少ない南城市や思い切って残波岬に出向くなどすると良いかもしれません。そこまではできないどうしても自宅でという方には、星座アプリを使い、スマートフォンを空に向けるだけでベガやアルタイルの位置を確認することがができます。現代ならではの方法を活用してみるのもよいのではないでしょうか。
2、七夕ナイトピクニック
我が家は転勤で本土を中心に住んでいたため、七夕の時期といえば絶賛梅雨時で夏の大三角形や天の川などを見ることが七夕には叶わず、マンションの広めのベランダにレジャーシートを敷いて、流しそうめん、フルーツポンチを作り、冒険気分で『七夕ナイトピクニック』と題して夜の七夕を味わったものです。『七夕ナイトピクニック』は、納涼祭りをヒントに子供の声を拾い上げ、お友達ファミリーと出店出店ぽいことも行いました。七夕の夜に屋外で食事や星空を楽しむイベントとして企画したものですが、親同士が飲み会的なものになっていました。七夕ナイトピクニックの始まりは我が家の高層マンションのベランダということもあり、蚊に刺されることもなく暑くもなく楽しんだものですが、沖縄で実行するとなると梅雨明けし夜でも蒸し暑く、尚且つ蚊に刺されないようにしなければなりません。それぞれの対策を行いキャンドルやランタン使用し昼間とは異なる雰囲気を醸し出し、夜空を眺め七夕ナイトピクニックを楽しんでほしいと考えます。また夕暮れから公園やビーチでお弁当や軽食を持参し、日が沈む時間帯からゆっくり過ごすことも沖縄ならではの過ごし方ができるかもしれません。
3、家で星空探検 & 星座学習
屋外での七夕体験が難しい場合には、天井に星形シールを貼ったり、星型のライトやプロジェクターがあれば使用し、部屋の電気を少し暗くして懐中電灯を持って探検気分に浸りながら七夕を楽しむことが可能です。最も簡単なのは蓄光シールを使い夏の大三角形を表現することです。簡単に説明すると、単純に蛍光シールを天井に貼ることもできます。またリアリティを要求するなら黒い紙に夏の大三角のベガ・アルタイル・デネブや七夕の星座のこと座・わし座・はくちょう座の位置を下書きし、明るい星の位置に蓄光シールを貼り、星を白い線で結んで星座の形を描きます。ですが我が家はある失敗で一晩星座探検がお預けになった経験があります。蓄光シールを使用する注意点ですが、蓄光シールや蓄光塗料は自分で光を出すものではなく光を蓄えてから少しずつ放出する仕組みなので、事前に光を当てないと殆ど光りません。なので昼間に照明で数分~数十分光を当てておく必要があります。この下準備もワクワクしながら部屋を暗くしたときのことを想像し楽しんでいただければと思います。またもっと手軽な方法として100円ショップや文具店で売られている蓄光マーカーや蓄光絵の具を使って星を描く方法が取り上げられていることがありますが、シールより自由に配置できるメリットがある一方で、使用する蓄光マーカーや蓄光絵の具によっては期待値を満足するまでには至りませんでした。黒い紙については画用紙ではなく、ホームセンターなどの貼り付けるシートなどが販売されているのでそれを使用すると良いでしょう。
実際に天の川が見えなくても、「夜空を眺める体験」が特別な思い出になることにも挑戦してはいかがでしょうか。
4、様々な想いを馳せる
眠る直前に絵本を読んでもらうことは子供に撮った最上の喜びであると思います。照明を少し落として、七夕に関する絵本を読んで、読み終わったら「どんなお願いごとをしたの?」「織姫さまと彦星さまは会えたかな?」など、おしゃべりを楽しむのもお勧めです。いつもの寝る時間を少しだけ七夕仕様にすることで特別な七夕の夜になるでしょう。
ここで1作品をご紹介します。七夕関連以外の作品としてお勧めなのが、ほるぶ出版・ジョナサン・ビーン作の『よぞらをみあげて』です。夜空の美しさと、親子の温かなつながりを静かに描いた絵本です。簡単なあらすじですが、ある夜、眠れない女の子はやさしい夜風に誘われるようにベッドを抜け出します。枕やシーツを持って屋上へ行き、満天の星空を見上げながら、広い世界や夜の静けさを感じます。その様子をお母さんは遠くからそっと見守り、最後には親子で穏やかな時間を過ごすという大変爽やかな風が吹き抜ける作品です。派手な出来事はありませんが、夜の安心感や家族のぬくもりが心に残り、またとても文章の短い絵本なのであっさりと読め、そして心の余白に色々な想いを星の輝きのように散りばめることができます。静けさの中にある心地よさを感じてみてはいかがでしょうか。
さて明日が七夕、まだ準備をしていないというご家庭は過去の記事からヒントを得てはいかがでしょうか。記事はこちらです。素敵な七夕の夜をお過ごしください。
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