スナップ『Mimiな職業体験』
今週は様々な職業に興味を持ち始めたお子さんたちに職業体験をさせてあげようという親御さんの発案で、オリジナルハンバガー作り体験を行った生徒さんのご様子です。(タイトルの『Mimi』はフランス語で可愛らしい様子を指す言葉です。)
職業体験とは学生が自分自身の専攻分野や職業選択時に行うものであった時代から、中高校生の特別課外授業を経て、小さな頃から色々な職業を体験させていくという幼少期へと移行し、確実に子供たちのものの見方捉え方に変化を生む良い体験だと私も考えています。
何やらお話をしているようで人差し指の動きが気になります。きっといつもの満面の笑みを湛えて指導役のお兄さんを見つめているのでしょう。
さて今回の生徒さんはこの記事にあたってのインタビューでハンバガーが提供されるまでに多くの人が関わり、多くの工程があることを知ったとし、実際に働いてみるとハンバガー作りだけではなく飲み物をセットし、ポテトを揚げ、レジまでこなす忙しさを実感したそうです。幼い生徒さんたちにとって日常で同時進行で忙しさを味わうことはないでしょう。その同時進行で様々な調理をしスムーズにフードが提供される機敏さを肌で感じたことでしょう。この経験がこれからこのフード店を訪れる度働き手の動きをしっかり見て、働くとはどのようなことなのかを観察し思いを深め、成長とともにその経験が生かされてくるのではないでしょうか。
今期の職業体験で一番楽しかったのは好きな具材を載せてハンバーガーを作る工程だったとそうで、ハンバーガーを作る場所の鉄板が熱くなっているから気をつけなくてはならないと指導してくださる方の話をしっかりと聞き記憶し、後日のインタビューで答えることができるのも聞き取りと記憶の成長の証です。
またトレイにのせて運ぶ難しさに緊張を覚えたとお話していることから、日常でトレイに食事などを載せて運ぶ度に暫くはそのことを思い出すことでしょう。物を載せたトレイを運ぶ動作は慎重な行動を習得させることができるので、是非この夏休みはこのトレーニングをして失敗した時の対処法も思考させる経験をさせてみてはどうでしょうか。大ピンチ図鑑のような内容が展開されるかもしれませんが後々良き思い出にもなりますし、失敗した時にこそピンチをチャンスに変えることができる学びと精神の強さを獲得するきっかけにもなることでしょう。成功だけが学びではありません。失敗にこそ大きな学びが隠されているのです。
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