絵本『ピカソとポニーテールの少女』

先週から今週にかけて絵の具アートに関する記事内容であるため、今回は20世紀最大の画家と称されるパブロ・ルイス・ピカソに関する絵本を取り上げます。

ピカソの作品は繊細なものからダイナミックなもの、そして恐ろしい作品があることはみなさんご承知でしょう。そして彼について知識のある人ならばポニーテールの少女が誰であるのかピンときたのではないでしょうか。ポニーテールの少女は一時期ピカソのモデルとしてキャンバスに収まったミューズ的少女のシルヴェットことリディア・コーベットのことです。

今回の絵本はそのポニーテールの少女であったシルヴェットことリディア・コーベットが絵本の作者ローレンス・アンホルトにピカソとの出会いからモデルとなったわずかな期間のことをを語った内容が絵本化されたものです。事実に基づいた話なので興味深い話です。

ピカソの実像を紐解いたことのある私にとってはピカソにも素敵なところがあるじゃないかと新たな一面を発見した作品でもあります。引っ込み思案の少女がピカソと出会い彼の芸術に向かう姿勢に感化され、どんどん心を開いて画家と歩み出した姿が描かれています。作品鑑賞とあわせて読んでみてはいかがでしょうか。


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