スナップ『触覚遊びは真似から』

今回取り上げる1歳の生徒さんとお母様とのご様子を取り上げます。最初の写真はクッキングーペーパーをしっかりと握ってぐしゃぐしゃとする触覚遊びです。このぐしゃぐしゃ遊びは紙を丸めるという微細運動の前段階になります。ではどのように取り組みを行うのかを確認していきましょう。


下の写真から生徒さんが真剣な表情でお母様のお話を聞いていることが分かります。この時お母様は「グーパー、グーパー」と言いながら手の動きを見るように促しています。

すると次にお母様の右手に視線を向けて手の広げ方と閉じ方を確認しています。

次の瞬間、生徒さん自らの右手をグーにします。

そしてお母様が「パー」と言えば反応して小さな可愛い手をパーにすることができました。とても簡単にこなしているように見えますが、子供とアイコンタクトが取れてお話をきちんと聞くことができなければ一連の動作はどこかで途切れてしまいます。

真似っこができるということは1歳児にとってはハードルが高いことですが、必ず習得させるべきことでもあるのです。それ以上にこちらの生徒さんは話を聞いてその場で再現ができるという集中力は真似っこの質を格段に上げることができる技を習得しているということになります。

しかしその働きかけには親御さんの繰り返し働きかけるということ、的確な指示や言葉掛けをすること、そして適度に力を抜いた気負いの無い教え方と楽しい雰囲気作りが子供を真似っこの世界へと導くのです。

真似っこの習得は色々な方向性へ導くことができるのです。今回のグーパーグーパーの手の動きは紙や新聞紙を丸める動作、粘土を丸める動作、おにぎりを握るなどの微細運動へと繋がるため楽しく取り組んでほしいと考えます。

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