手仕事『シャインマスカットパイタルト』

お盆が終わるとシャインマスカットも小ぶりになり少しお値下げ状態になり店頭に並ぶようになりました。今回はそんなシャインマスカットを使って本当はタルトを作りたいのですが、子供達に取り工程が多いのでパイ生地とタルトのクレームダマンドを組み合わせるとどのようになるのだろうかと実験をすることにしました。

タルト記事はクッキーを砕いてバターで固めることで代用が可能ですが、かなり甘さが際立つので私はパイ生地の方がシャインマスカットの甘さが引き立てられるのではないかと考えました。またパイ生地のサクサク感も良い食感となりました。

使用する道具はスパチュラです。カスタードクリーム作りタイミングで使用します。

そして忘れてはならないのがパイやタルトを焼く時に必要なタルト型を使用することです。


今回のパイタルトは3層からなっています。まず一番下のパイ生地は冷凍パイシートを使用します。

次に3層目のカスタードクリームの材料はこちら。材料は牛乳200cc、砂糖50g、コンスターチ10g、バター5g、生クリーム50cc、小麦粉10g、卵黄2ヶ、バニラエッセンス適量です。


早速作っていきます。鍋に牛乳200cc を注ぎ温め、そこに砂糖半量の25gを入れます。


卵黄2ヶに残りの砂糖25gを入れ白っぽくなるまで混ぜ合わせます。

上記の卵黄液に10gとコンスターチ10gを入れて粉っけがなくなるまで混ぜ合わせます。


上記に温めた牛乳を少しずつ加え、全ての牛乳を入れたら再度鍋に戻しバター入れ、クリーム状になるまでスパチュラで絶えず混ぜていきます。

クリーム状になりボテっとしたらカスタードクリームが完成します。別用機に移し替え冷蔵庫で冷やします。今回は容器に移す直前に来客があり鍋に放置することになり、余熱が入りすぎてダマになってしまい玉ができた状態になりました。


ここからは2層目のアーモンドプードルを使用したクレームダマンドを作ります。

卵を解きほぐしておきます。

次に常温に戻したバター50gを柔らかくして、そこに砂糖を45gを入れて乳化させていきます。

上記に解きほぐした卵を少しつず加えていきます。

アーモンドプードルとコンスターチを混ぜ合わせます。これでクレームダマンドの完成です。


1層目のパイシートを170度で30分焼いていきます。その後パイシートの上にクレームダマンドを載せて170度30分焼いていきます。

焼き上がりの後は粗熱を取るために肩から外し様しておきます。その後粗熱が取れたら表面を平らにするためにクレームダマンド部分をカットし平にします。

その後冷えてきたら冷やしていたカスタードを載せていきます。6668チェ仕事


ここからシャインマスカットを飾り付けていきます。シャイン魔ひらがカットは今回28粒使用しています。

中央は粒のまま7粒で花をイメージし、その外側からは半分にカットしたものを配置して飾り付けて完成です。

今回は子供達が飽きずに最初から最後までやり通せることを考えてタルト記事を作ることを省きパイ生地にしましたが、結論はやはりタルトであるべきでした。不味くはないのですがパイ生地の魅力が半減していたように思います。来年は市販のクッキーを潰した土台作りに挑戦したいと思います。

最後に生徒さんから「先生はお料理を作る時失敗しないの?」と質問を受けました。「お料理には完成という終わりが無くて、あれこれアレンジを加えて自分の舌に合うものを作り出していくものなんだよ。だから失敗もするし、失敗を糧に次に活かすの。」と伝えました。この考え方は全てのことに通じることだと思うのです。

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