スナップ『空間認知を鍛えるぞ』

今回は『ビルド・ア・ランドスケープ』を使用した空間認知と位置認知の促しの様子を取り上げます。3歳の生徒さんに対象物の大きさの確認をしてもらった上で使用するマス目の見本台紙の通りにものを配置してもらいました。

これを使用するには幾つかの基礎概念の理解が必要になりますが、特に遠近の理解と形がどのように見えるのかをしっかりと見ることができる感覚を持ち合わせていなくてはなりません。生徒さんは初めてこの知育玩具を使用するのでどのくらいの力を持っているのかを確認しました。的確に対象物を自ら選び取り、見本通りに近い状態で配置していました。

遠近や四方八方からものを見る力は3歳までに自分自身の体を使い移動する経験で教えることなく獲得することができます。例えば2歳児が自分の足で地面を蹴って移動する乗り物遊びを行なっている子供は、対象物に近づく遠ざかるを感覚でとらえることができ、その動きに上下・前後・左右・方角などの言葉の理解と実体験を積めば、地図を読むことも容易になり位置移動を理解することにも繋がるのです。自分自身の体を使い力をつけた子供の空間認知力は様々な場面で瞬間的に物事を判断することができ、特に図形力に長けている傾向にあります。

この知育玩具で基本を理解した後は、鳥になって上から対象物を俯瞰する力の獲得も促していきます。平面的ものの見方から立体的へと視覚認知を進め、四方八方からのものの見方捉え方を意識して働きかけを今後行っていきます。

生徒さんは初めての取り組みでしたが感覚的に捉え、与えられた課題をスムーズにこなすことができ身を前に乗り出して満面の笑顔を見せていました。今後は物の見え方を表現する力の微調整に入ります。

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