提案『サイコロの遊び&学び No.1』
サイコロは数学的には「立方体」であり、立方体の基本構造の性質を理解するための具体物教材として立体図形の学習で非常に使いやすいものでもあります。中学受験をしたお子さんをお持ちの親御さんなら、サイコロを念頭に入れた立体図形の学習に見覚えがあるのではないでしょうか。なぜなら先述した通りサイコロ問題は立方体の重要要素を全部含んでいるので出題されるのです。受験のための話になりつつありますが受験に関係なく、思考力を鍛えることは豊かな人生の助けになるはずです。
今回は2歳以上の生徒さん向けの記事になります。毎回申し上げていますが、学習の土台は子供達にとり楽しい遊びからスタートすべきだと考えています。強制でもなければ矯正でもない自発的な楽しみを促していきましょう。
1、サイコロゲームに親しむ
サイコロゲームは単純に振って遊ぶというよりもサイコロと子供に身につけさせたいことをリンクさせて実行し、すぐに終わる取り組みを行うのがお勧めです。我が家では2歳過ぎから数字と数概念の理解をサイコロ遊びとリンクさせて行っていたので以下に紹介します。
① サイコロジャンプゲーム
このジャンプゲームは先ずサイコロを振り、出た数だけジャンプするという単純な遊びですが、最初はジャンプするのが楽しい2歳前後の時期にスタートさせたので、すぐにサイコロの目の数を理解ししました。しかしジャンプが楽しい時期はすぐに過ぎ去ってしまうのでジャンプゲームが進化しないと飽きてしまいます。そこで手に鈴をつけてジャンムしたり、家中にある鍵をひとまとめにして腰につけさせたりと工夫をしました。意外とサイコロを二度三度振っている間に足し算ができ、引き算まで楽しんで小学校2年生の計算は遊びながら1年経つか否かでこなしていました。最初は数を数えることからスタートし、サイコロの目の数と数字を結びつけたり、最終的には計算が暗算で易々とこなせていました。必ずしもジャンプでなくてはならないというわけではありません。手を叩いたりおもちゃを置いたりと色々な工夫で楽しめると思います。ではなぜジャンプだったのかということですが、全身運動での理解は早く、エネルギーの発散にもなるので体力のある子供には向いていると思います。
② 動物真似っつこサイコロゲーム
真似っこゲームは1歳の動物の鳴き真似ができる様になると行えます。私の場合には1歳まもない頃から動物カードを見せながら「ワンワン、ニャンニャン、パオーン」と擬声語を言える様にしていたので、サイコロ遊び+言語の取り組み(擬声語・擬態語)+理科的要素を合わせで取り組みました。ただ反省点もあり、1歳児はものをよく投げる様になります。すると小さなサイコロはコロコロと無くなってしまい、誤飲したのではないかと頭を掠めながらわずか数秒目を話したことを後悔しました。結局窓のレールに投げ込まれていたのですが、子供の手のサイズを考えて500mlの牛乳パックを利用したサイコロを作り投げさせました。
ではこの遊びを説明します。予めサイコロの目には動物指定しておきます。サイコロを振りその目が出た動物の鳴き声や移動する様子などを真似させる遊びです。幼児は真似っこが好きですからこのようなことからスタートさせると楽しんで遊んでくれる様になります。
例えば擬声語なら1 → いぬ(ワンワン)、2 → ねこ(ニャンニャン)、3→ ぶた(ブーブー)、4→ネズミ(チューチュー)、5→ライオン(ガオー)、6 →アヒル(ガァーガァー)
擬態語なら1、うさぎ(ぴょんぴょん)、2→ うま(ぱかぱか)、3 → ぞう(のっしのっし)、4→ へび(にょろにょろ)、5→ゴリラ(ウホウホ)、6→ペンギン(よちよち)という具合です。
進化形としては自然事象をパントマイムで表現するなども行いました。そよ風ならそよそよと穏やかで良いのですが、竜巻台風ハリケーンなどを表現となると恐ろしい状況が生まれましたが今となっては良い思い出です。進化形は親御さんのセンスも問われますので頭を柔軟にお子さんと相談して色々なバージョンを考えるのも楽しめると思います。・
③ 色さがしサイコロ
数字に色を決めておきます。例えば1 → 赤、2→ 青、3 → 黄色、4 → 緑、5→ 白、6 → 黒というようにしサイコロを振れせます。その色のものを部屋から探してくるという全身運動です。この遊びはものを探すという力と 観察力、そして瞬時に探し当て行動するという瞬発力のみならず、確かあそこに何色のものがあったはずという記憶のアウトプットも育てるので、後片付けは大変ですが大変盛り上がりよりサイコロ遊びが楽しくなったと記憶しています。
④ サイコロ等身大すごろく
我が家ではフラフープや床マットなどを活用し等身大のすごろく遊びを行いました。これはすごろく遊びを等身大にしただけのものなので手軽に行える遊びかと思います。フラフープや床マットがなければ、床にテープを貼り付けて簡易的な目印となる道を作れば楽しく行えます。
等身大のすごろくは手持ちのサイコロをふり投げさせます。大きなスポンジサイコロにすると安全で尚且つ大きさに気持ちも大きくなるので子供達は楽しくなるようです。
⑤ サイコロお絵かき
このサイコロのお絵描きをスタートする頃には数字やその概念はすでにマスターしていたので、形や色そして表現ということに重きを置きサイコロの数字に絵を描くテーマを決め実行していました。例えば1 → オレンジの太陽、2→ 黄色の花、3 → 緑の家、4 → 赤いりんご、5→ 青い車、6 → 自由な色で自由な形を描く。先ずはこの基本を押さえました。
そして次のステージで簡単な図形を描かせます。1 →丸、2 →三角、3 →四角、4 →楕円、5 →長方形(長四角)、6 →台形
3歳半以降では立体図形が描けるようになっている1 →正方形、2 →長方形、3 →円柱、4 →四角柱、5 →三角柱、6 →四角柱などと精度をレベルアップしていくことをお勧めします。
今回は『サイコロゲームに親しむ』遊びを中心に記事を記しました。上記の『⑤ サイコロお絵かき』から徐々に幼児期のサイコロ学習に結びつけていく形になり、次回は幼児期のサイコロ学習の記事となります。こちらも併せてお読みいただければと思います。
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