絵本『クリスマス・キャロル』

今回は先週金曜日の偉人記事『チャールズ・ディケンズ』(記事はこちら)の作品『クリスマス・キャロル』を取り上げます。私も大好きな作品でクリスマスシーズンになると毎晩1章ごとに読み聞かせをしておりました。「きょうはスクルージどうするんだろうね?」と物語の展開に胸を躍らせながらベットに潜り込む子供達の顔が今でも忘れられません。みなさんもクリスマスの得別な読書時間を送られてはいかがでしょうか。

クリスマス・イヴの夜、意地悪でケチな冷たい老人スクルージが幽霊や精霊たちの訪問を通して、過去・現在・未来の時空に存在する自分自身の姿を見せられ改心し、人としての心を取り戻し成長していく心温まる物語です。児童書ですから幼児には合わないと想いのお母様方もおられるでしょうが、私は子供達に目を閉じさせて傾聴させる方法で幼児期から想像力と思考力に磨きを変える方法をとってきました。絵本から児童書へと導く方法として実践することをお勧めしています。

さて、ここからは余談です。

みなさんはこの本のタイトルである『クリスマス・キャロル』が賛美歌 の総称であることをご存知だろうか。作品の冒頭でスクルージの事務所の前で一人の少年がクリスマス・キャロルを歌おうとする場面がありますが、他人のことにお構いなしのスクルージが邪険にして追い払ってしまいます。しかし物語の最後には「神様の祝福がありますように、僕たちみんなにね」と物語が締め括られます。この作品を読んでみなさんもお子さんと代表的なクリスマス・キャロルを歌ってみてはいかがでしょうか。ご参考までに3曲ほどリストアップしました。読書で素敵なクリスマス時間になりますように。

「きよしこの夜(Silent Night)」

「もろびとこぞりて(Joy to the World)」

「天には栄え(Angels We Have Heard on High)」

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