おもちゃ『フレーベル第七恩物』
「フレーベル第七恩物」は5歳児を対象としたものです。第三と第五恩物の立方体と同じ3㎝を基準としたカラフルな木製の平面板を正方形や正三角形直角三角形などの色板で構成されています。色々な遊び方ができる恩物です。例えば単独で並べて模様をつくったり、第三・第五恩物の積み木と組み合わせてデザインセンスや美的感覚を磨くことができます。また規則性や対称性を学びながら数や図形そして面積などの学習的学びにも力を入れることができます。
この第七恩物に含まれる平面板には7つの図形があります。3cmの着尺の正方形69こ、正三角形70こ、直角二等辺三角形65こ、直角三角形(直角不等辺三角形)63こ、鈍角二等辺三角形66こ、円63こ、半円65こです。合計465こ。
形分けを楽しむこともできます。
そして8色の色(赤・水色・黄色・緑・オレンジ・紫・白・黒)があります。
第七恩物は平面構成=抽象的思考への入口となる重要な教材です。パターンブロックやモザイク遊びの原型ともいわれているもので、立体を分解して平面として捉える段階に入り、図形の構成や分解を進めていきます。
1、模様作り
対称的模様と連続模様を作ります。対照的模様を作りながら徐々に大きくしていくことができこの第七恩物全ての平面板を使用して大きな作品に挑戦してみてはいかがでしょうか。
2、具体物の表現
家、花、乗り物、昆虫、動物など好きなものを形にしていくことができます。
3、分割と再構成
1つの正方形を三角形に分ける、正三角形4つで大きな正三角形を作る、直角二等辺三角形2つで長方形を作るなど図形の分割と構成を楽しむことができ、これは三数滴思考へと結びつけることになります。
4、規則性や対象の理解
形や色を交互に並べる規則性、形の左右や上下の対象など同じ並びや対象を繰り返し、その美しさやリズム変化の理解へと繋げます。
また三角形を5方向に置き、次に反対側も同じ形に置く対象の体感を感じ取らせ、その美しさに気付くことができるようになります。
5、他の恩物との組み合わせ
フレーベルの恩物は先ず立体(感覚) 動かす 感覚体験を味わい、その次に立体比較 し転がなどして図形の性質理解します。第三から第六恩物は立体構成 として積む・組むなどの構造理解があり、第七恩物では平面構成を深めるための 並べる・模様 を作る、抽象や対称などを学ぶことに繋げることになります。つまりフレーベルの恩物は具体的な活動として触る→ 構成活動として積むこと組むことを行い → 抽象的な平面構成と模様作りを流れとして行います。第7恩物はそれまでの立体中心の第一〜六恩物)から発展し、「立体を分解して平面として捉える」段階に進み、平面構成=抽象的思考への入口となる重要な教材です。今回は第5恩物を活用した作品を写真にしてみました。
第七恩物は図形の構成・分解、対称性や模様の理解を促し、創造力・デザイン力を身に付け、数や面積の基礎概念を育て、集中力を発動して美しいなという感覚を育てて欲しいと考えます。また子供の発達は「自由→模倣→規則→創造」の順に連続的に行われていきます。ここで重要なのが正解よりも「気づき」を重視することです。親が心に留めておくことは正解を決めない、「どうしてそうしたの?」と理由を尋ねてみる、上手くできない失敗もしたと子供が感じてもなぜそのようになったのか、どうすればよいのかということにに気付く学びとして捉えることができるように導く、兄弟や家族、友達と共同制作に発展させることです。
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