スナップ『俺は映さないで』
小学生になるとさまざまな提案がなされます。幼稚園生の頃は「先生、写真撮って。母さんに見せるから」と文字が綺麗に描けた記念、真面目にやってる姿、少しふざけた顔など事あるごとに写真をねだっていた生徒さんが、先週から「俺は撮らんでいい」「映さないで」とキリリとした表情で言うようになりました。ひな祭り工作がきっかけだったのか???そういえば「ひな祭りは女がするもの」と言っていたなと思い出しながら、今週のレッスンでも「俺は映さんで、だけどこの磁石はブログに載せて」とご要望がございました。
「もしもし、あなた様はそろそろ自意識が強くなってきたのでしょうか?」とかしこまった感じで質問を投げかけてみると、「変に写るのが嫌なんだ。」と気持ちを打ち明けてくれました。私の予想通り自意識の芽生えでございました。もう間も無く卒室を迎えるので赤ちゃんだった子が、自意識の育ちを打ち出して教室最後の日を迎えようとしていることに、目頭が熱くなり、胸に込み上げる嬉しさと寂しさが入り混じった感覚になりました。
作品の写真を撮り終えると「先生ありがとう」の言葉に感極ってしまいました。これまでの歩みが走馬灯のように思い出され、腹の皮がよじれるほど笑った日、椅子から転げ落ちるほど驚かされ瞬間、青菜に塩状態で入室し母さんとのバトル話をしたと思いきや、気が晴れたのか立板に水というよりも立板に豆状態で何事もなかったように喋り倒し、意気揚々と帰って行く姿は、それはそれは気持ちの切り替えの早さに感心し器の大きさを感じたものでした。
さてここまでお読みの方はいつもとは違う文章だとお感じになったかもしれません。生徒さんからの挑戦状で学習中の慣用句やことわざなどを私が使い、ブログを書くという要望でこのような文章となりました。はてさてこの文章の採点は如何に・・・
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