おもちゃ『ミニ積み木』
おもちゃメーカーは、おもちゃに教育的理念をのせ製造している。
では使用する側はその理念を汲み取り、子に提供しているであろうか。
ただ買い与えればよいというものではない。一般的発達を理解し、我が子の現状を判断した上で使用させることが重要だ。
今回紹介するのは、ドイツ・デュシマ社製のミニ積木。
一番小さなパーツで1cm、対象年齢は3歳とされている。
口探索が無い2歳児なら使用できる。
2歳になると同一性や規則性を理解できるようになってくる。属性を分けてみたり、同一性で集めたり、並べたりと遊びに広がりが出てくる。
また一人遊びでお話をしながら楽しそうに遊ぶ姿も出てくるのが2歳。その想像の一人遊び世界に耳を傾けてみましょう。
子の想像力は経験を通して豊かに広がり、経験を通して知識も獲得していきます。経験を増やすことに親として努めましょう。
ミニ積み木は創造力の広がりを邪魔しないシルエットの美しさで、遊びの世界観を崩しません。
日常生活で目にした風景や情景を形にすることから初めることもできます。
絵本で読んだ森を想像し、イマジュネーションを広げ表現するのもよいでしょう。
時には親御さん自身が旅行し訪れた事のある町並みを表現し、思い出話に浸り話を聞かせてる方法もあります。クロアチアのアドリア海に映える赤い屋根を想像してみました。
コロナ退散を願い神社を作っていた生徒さん。時世を読み取った作品にお母様と爆笑してしまいました。
寄木の家は完成系が多いものですが、商品名スイスの家は組立てます。
子の発想は面白いもので、スイスの家が神社に見えるように作るんですね。代々の生徒さんが使用してきましたが初めて目にしました。神社の中央には神様が歩く道があり、その端には人々が歩いている情景は、その子の経験からくるものです。
0コメント