おもちゃ『アドベントカレンダー』
12月に入りクリスマスに向けてツリーを飾ったり、プレゼントを購入したり、ご家庭でアドベントカレンダーを開始されていることもおありでしょう。
今回は子供の心育てや学習面、クリスマスの意義を考えてみましょう。
アドベントカレンダーの起源は19世紀初頭のドイツ。クリスマスまでの日数を数えるために壁にチョークで印をつけたことが始り。24本のロウソクを1本ずつ立てたり、宗教画を壁に掛けていくなど様々な方法が行われています。
特に昨今定着しつつあるのが、指折り数えながらクリスマスを待つアドベントカレンダーの使用。心育てや時間軸の基礎概念、数の学習としても活用することができます。
勿論、子供達が楽しみにしているクリスマスやサンタクロースに対する想像を十分に楽しむようにすることもお忘れなく。
レッスンでこのアドベントカレンダーを使用するのは、数字学習を行っている生徒さん達。クリスマスを活用すると数字読みが案外上手くいきます。
数字を毎日読んでみたり、小さなものを使用し『今日は5日だから5こ数えて入れてみよう』なんて数概念の促しもできます。
また幼い子に時間軸を教えていくことは難しいことですが、毎日同じ時間に活用することで1日、24日の時間を体感することができます。
例えば、午後3時のおやつ時に開けることをルーティーンにすれば、その前にお絵描きやプリント学習をする習慣にしましょう。すると就学後の生活もスムーズに進めることができます。
心を育てるための良育として、クリスマスは最も良かったと納得できたものの1つです。
カトリック系の幼稚園や学校では、12月になると『徳の花』という捧げものを行います。
『心の中に徳という名の優しい善い行いの花を咲かせる』というもので、お友達と仲良くした事、約束を守る事、困っている人がいたら手を差し伸べる、人のために自身をどう活かすかを考えるもので、毎年行うので深いところでの思考が育った、人格形成に役に立ったと感じています。
プレゼントを手にして喜ぶその姿は子供らしさを感じる瞬間かも知れませんが、世の中にはそのチャンスにさえ恵まれない子供達も多いものです。
またコロナ禍において家族で過ごせない子供達もいます。医療従事者の方々の過酷な労働状況下にクリスマスどころではないという話も聞こえてきます。
そんな人々に自分なりに寄り添える心、身の丈にあった行動がとれる子に成長する絶好のチャンスがクリスマスだと思うのです。
今厳しい状況下にあります。特に毎夕ニュースで感染状況を知り、誰が罹患してもおかしくないと思いますが、それでも気の緩みから生じている行動を耳にし目にします。
『会食』ではなく『飲食』というワードに変化している事を今一度認識し、感染対策の徹底をしレッスン受講をお願いいたします。
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