おもちゃ『マグネット迷路』

このおもちゃの最大の魅力は,お手軽に繰返し遊べ夢中になれること。

また場所を選ばず飛行機や電車などの移動時、雨の日、外出先での騒ぎ防止、子供が暇そうにしているなど活用できる機会は多く、今年のコロナ禍においても集中して遊んだ子も多いのではないでしょうか。お子さんがいらっしゃるご家庭には1つぐらいあるとよいおもちゃでもあります。


マグネット棒で磁石玉を動かすシンプルな迷路は、いろいろなタイプが販売されています。

子供達が好きそうな昆虫や動物の形を模したものが多く、磁石玉の通る道が円形を描くもの、くねくね、直線、角を曲がるタイプなど様々です。

レッスンでは視覚と手先の取り組みとして、そして手に持つマグネット棒をクレヨンや鉛筆に見立てて、線を引くことの土台となるよう使用しています。

マグネット棒と磁石を連動させて動かす器用さは集中力も要しますが、手元を見ながら動かすため文字や数字を書く開始時に力を発揮します。

マグネット遊びをした子とそうでない子の間には大きな差が出てきます。

文字や数字書きを嫌がる子の殆どがこのような遊びをしていません。やがて図形を見る力にも関係してくるため、最初は簡単なタイプのものを選んでさせてみましょう。これが数年先を見越した働きかけなのです。



磁石玉を上手に動かすためには、マグネット棒を土台と垂直に立てること。ゆっくりと動かしながら磁石玉をしっかり見るようにします。最初は鉛筆の持ち方を考慮した持ち方をさせる必要はありません。着実に磁石玉を動かせる事が重要なのです。


レッスンではこの上下するタイプを多く使用させ、子供達の苦手な目の動きをカバーしています。

マグネット棒で磁石玉を上手に操ることで集中力を養い、手先の期用さとしっかりとものを見る固視と追視を獲得し、更に学習土台の種蒔きもしておけるおもちゃの使用をお勧めします。またマグネット棒に紐を巻きつけて片付けるのも重要な学び。きちんと片付けることは物を大切に使用することに繋がります。

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