おもちゃ『柔らか動物たち』

お座りができるようになり手で物を持つ事ができるようになると、手探索をたくさんさせるため様々なものを準備します。

日用品や自然素材、人工物、柔らかいもの硬いもの、ざらざらつるつるもこもこ、冷たいもの温かなもの・・・手や指先、口を通して多くの情報を得られるようにするためのいろいろなもの。

基本おもちゃは木製のものを準備していますが、手、口探索を考えるとそれだけでは不十分です。

そこで使用するものの一つがこのおもちゃです。木製のものより柔らかく、ぎゅっと握れば形状が変化し力を抜けばまた元に戻る、お風呂で遊べばピューッと水の動きを見ることができるなど多くの刺激を得ることができます。

子供には本物をとシュライヒをお与えになる方がおられますが、生後5,6ヶ月の乳児にとってはリアルすぎて興味を示さない場合が多いものです。また凹凸もあり重みもあるので気をつけたいものです。シュライヒをお与えになるのであれば、歩き出しが確りとした1歳半前後がよろしいのではないでしょうか。

乳児にとって色はカラフルで原色に近いものが認知しやすく、形も丸いものを好む特徴があり、指先の発達を促すためにも与えるフィギュアはこのようなタイプのものがが良いのです。

本来はお風呂や夏場の水遊びで使用するものですが、そのような使い方をせずともおもちゃ箱に入れておいて遊ぶツールとして役に立ちます。

夏になると店頭に並べられますが、冬場は殆ど見かけません。また以前冬場に同じものを購入しようとした所、全く同じものが輸入されることはなく毎シーズンデザインが異なることが分かりました。輸入されるのがどのような物なのかは店頭に並んで初めて目にするという面白さがありますので、私は毎シーズンチェックするようにしています。

そしてレッスンでは親子でおもちゃの受渡しを楽しむときに、動物の鳴き声を表す擬声語や様子を表す擬態語を織り交ぜながら、楽しく遊ぶことを行っています。

私の思い描くこのおもちゃを使用する親子の姿・・・それは多くの擬音語を発すお母さんの声と温かな眼差し、それを受けてにこにこ、けらけらと笑う子の姿。

それが何よりも重要でそれを達成できてはじめて、動物の名前や擬音を習得してほしいと願っています。


Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。