おもちゃ『フレーベル積木』
積木にはいろいろな種類があり、制作しているメーカーも多くあります。日本にも品質の良い積木を販売している所はありますが今回は海外製に目を向けてみましょう。
多くはドイツメーカーでデュシマ、アルビスブラウン、ムンツ、カプラ、グリムス、ネフ・・・。
今回紹介するのは我が子もおおいに遊びつくしたデュシマ社のフレーベル。子供の手の大きさに適した基尺で構成されています。
この積木を使用して何か表現する事ができるようになるのは3歳以降ですが、品質の良いものは年齢に関係なく身近なものとして子の傍らにある方が良いと考えます。
ドイツの教育者フリードリヒ・フレーベル。幼児にとり遊びが重要であることを提唱し、世界初の幼稚園を作った人で、彼が生み出した積木は基本積木の決定版とされています。
ドイツのブナ材を使用しじっくりと乾燥させて制作されているため、年月を経ても寸法に狂いが生じません。世代を超えて残せるものだと思います。写真は保育用なので市販されているものとは多少形が異なるものがあります。
レッスンで使用する場合には基本白木を使用し、見立てに使う具体的なアイテムは色のあるものにしています。
ただただ収納箱から出すだけでもいろいろな表情が現れるフレーベルの積木は、すごいとしか言いようがありません。そこに子の持つ発想や感性が加わると大人の想像とは異なる世界観が広がります。
出して遊んでいるうちに2歳過ぎになると形の種類分けをし始めます。いろいろな形があることに気付くことで遊びの幅が広がります。
積木遊びに興味がない場合には親が率先して楽しく遊ぶ様子を示し、我を忘れ集中することで必ず子はその様子に惹かれはじめます。ただし子供にさせようなどという見せ掛けだけの遊びだとそれを子は見抜きます。是非とも子の存在を忘れて積木の世界観を探求してみましょう。
今回はクリスマスが間近ということもあり、サンタの休憩姿をイメージしてみました。
子が自身の目で見たこと、体験したこと、絵本で見た世界、創造の世界をその子なりの感性で表現することができる積木です。遊べば遊ぶほどいろいろな育みができます。特に学習開始後は積木遊びをしたか否かで空間認知力に差が付く傾向にあります。
積木遊びはいろいろな遊びの中でも絶対に欠かしてはならない遊びであることはいうまでもありません。
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