おもちゃ『木製カレンダー積木』
お子さんが3歳頃になるとよく受ける質問があります。
「今日、明日、明後日をどう教えたらよいのでしょう」と。
先ずお母様に以下の質問を行います。「日常の中で、朝・昼・夕方・夜という概念を生活の中に取り入れていますか?」
このような言葉掛け無くして日にちや曜日などの時系列を理解することはできません。なぜなら幼子は抽象的な時間の経過を意識して生活をしていないからです。
時系列の基本は先述したとおり時間帯を意識して言葉を掛けることから始ります。例えば「もう朝だよ、おはよう。たくさん眠れたかな?」「もうお昼だね、お昼ご飯食べようか」
「そろそろ夕方だね、おもちゃをお片づけしてお風呂に入ろうか」「もうお外は真っ暗だね、お寝むの時間ですよ。ベッドに入りましょう。」
日の高さを意識した言葉かけを先ず行う事からスタートしましょう。
今回はニキティキの木製カレンダーをご紹介。
このおもちゃを使用する場合は幾つかの習得が必要になります。
先ず数字読みが31までできていること、曜日の概念ができていること、今日・明日・明後日・昨日・一昨日が理解できていることなどの条件を設け貸出しを行っています。
もうお分かりだと思いますが、このおもちゃを使用するまでに幾つかの取組みをこないします。具体的なことについてはレッスン時に取組みとして案内しています。
進めたい方は声を掛けていただければ開始時期や習得方法をアナウンスいたします。
数字が書かれている積木を本体から外し、作りたい月の日にちをカレンダーを見ながら積木を並べます。そのときに数唱しながら、曜日の確認、平日と土日の区別などを生活習慣を取り入れつつ会話を楽しみましょう。
ただしこの取組みに於いては習得情報が多ければ多いほど子は混乱を起します。習得させたいことを一つ一つアナウンスし、印象付けをすることが大切なのです。
並べた積木を今度は土台に全て差し込んでいき、最後は曜日を示す上の段を差し込んで完成します。
一昨日、昨日、今日、明日、明後日、明々後日、
日曜、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜
先々週、先週、今週、来週、再来週、
1月~12月、一昨年、昨年、今年、来年、再来年などなど学ぶことは沢山あるのです。
先ずは昨日、今日、明日から毎日反復練習をしていくことになります。
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