おもちゃ『お部屋を作ろう』

1歳過ぎた頃から家具や部屋の構造を理解することを働きかけていきます。その時に使うのがミニチュア家具です。


子は生後3ヶ月頃から周りの人を目で追うようになり、人の行動を注視するようになります。1歳までの成長と共にどこにものがあり、それをどう使うのかを人の行動で理解するようになります。

しかし乳児はものの名前を覚える前に、お世話してもらう事柄から行動の理解を進め、やがて言葉の理解を行います。例えばお腹がすいたから授乳する、おむつが汚れたから交換する、泣いたら抱いてもらえるなどの行動から、おっぱい、おむつ、抱っこなどの言葉を覚え、やがて絵本やおもちゃなどを通しものに名前があることを理解していきます。



1歳前後から部屋の中にあるものの名前を理解するには、親御さんの働き掛けが重要です。実際に1歳前後の子は活発になるためその行動に親の目が向けられ、家の中にあるものの名前の習得にあまり注意を向けられていません。

特に男の子の場合、ものの名前を覚える言語力は女の子よりも得意ではありません。よっておしゃべりも遅くなり、言葉数も女の子のように増えるということにならないことが多いものです。

言葉を知り習得するということは、ものの性質や特徴への理解、注視する力、興味や好奇心の促し、会話力などへの成長を促してくれます。そのためにも家にある身近な物から名前を覚え、家の中の構造とものの配置を理解してもらい、言語力を挙げることとそして日常生活に興味を持てるよう取組みを進めます。


先ずは常に子供がいる場所で目にするもの、行動する中に存在するものの名前を意識できるようにします。よって危険なキッチンや水周りへの働きかけを乳児にはお勧めしません。

しかし1歳半以降には男女問わずお手伝いを進めていくので、水周りへの出入りも増やし実際のものを見せていきましょう。


このおもちゃを使用するのは2、3歳ですが、乳児は家の中で実際に使用するものの名前や用途、使用方法を自然と習得し、やがてその家の中の場所から外の世界への敷き写しをたくさんできるようにしましょう。

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