おもちゃ『ビルド・ア・ランドスケープ』

色々な取組みの中でも空間認知の習得には男女差があります。1歳前後頃の物の受渡しの仕草から男女差が見受けられるようになり、積木遊びにもその傾向が現れはじめるため女児には意識して空間認知への働きかけを強化する必要があります。

男女共に基礎概念的方向性を習得した後、平面的ものの見方から立体的へと視覚認知を進め、4歳頃から四方八方からのものの見方捉え方を意識して働きかけを行います。

今回取上げたのはオランダのジェグロ社とボーネルンドの共同開発により商品化されたもので、空間認知と位置認知の促しができ、四方八方からどのように見えるかという観点を変えて思考することを意識させ、位置の認知や位置移動などを学習していく取組みで使用するおもちゃです。どちらかというと知育玩具に近い教具です。

全11種類難易度6段階の見本台紙、木製ボード、木製ピース15ヶで構成されたおもちゃを使用しものの見え方の違いを学びます。見本台紙と見比べ観察し集中力を養い、位置関係を理解し思考力を深め空間人知力を高めていきます。

このおもちゃを使用するまでに基礎概念の理解力、習得度は大きく影響します。またそれぞれの習得度合いのレベルによっては、数年も違う進捗度合いになりますので個人差が大変大きくなります。最低限右左、前後、上下、斜め上下、マス目の数、方眼紙上の移動を理解できるように各取組みで押えるようにしましょう。

このおもちゃを使用するときには勿論学び主体のプリント学習がなされますが、ものの見方の捉え方をおもちゃを使用し席を立ち四方八方から確認することをすると、子供達の目が輝きます。学びとは遊びと紙一重なのが幼児期の醍醐味なのです。

Baby教室シオ

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