おもちゃ『あれこれ和菓子』

子たちの読む絵本の中には身近なものを取上げた作品があります。その中でも日本だからこそという作品があり、その絵本を読んだ後に使用するのがこの和菓子のおもちゃです。その絵本とは小豆などの豆やお餅をを取り上げたもの。

五感に通ずるものはできるだけ何でも取上げるという信念で、おもちゃと絵本をリンクできるよう収集に努めています。


おままごとは色々なタイプが出回るようになりましたが、まだまだ細分化してはいません。しかしそのような状況下に於いてもマザーガーデンは限定という形でいろいろなカテゴリーのままごとが販売されています。その中でも華美な装飾はなくできるだけシンプルなものを購入することを心掛けています。なぜなら子のイメージするものはできるだけほんものに近いものにしたいから。では中身を見ていきましょう。

先ずはカステラ。4切れがマジックテープで繋がって包丁とまな板で切り分けます。長崎の匠寛堂さんの皇室宮家への献上『五三焼カステラ』か、または長崎県民が愛するふっくらしっとり福砂屋さんのカステラかと見紛うおもちゃ。

いちご大福に雪見ウサギ。色々頂き物をし口も体も肥えておりますが、新宿大角玉屋の元祖いちご大福の美味しさを想像する力も負けず劣らず発揮し、子供達の遊ぶ様子を眺めております。すると数年前おもちゃを使用した子が、ロッテの雪見だいふくに苺を耳に、口をチョコペンで描いた話を伺いました。遊びの中から飛び出して、おやつにその楽しさを重ねた時間を設けるなんて素敵だと思います。

みたらし、胡麻、三色団子はマグネットになっており思わず口で串から団子を抜こうとする子がいるほどです。経年劣化と共に団子のくっつきが悪くなりつつあります。

ご自宅で白玉や上新粉を用いて団子を作ってみる楽しみもあります。

団子といえば新宿の追分だんごでしょうか・・・よく差し入れで頂きました。海苔が大好きだったな。

ウサギやのどら焼きか、はたまたすずめやか、それとも手作りします?東京へ足を運ぶことができない今、作るしかないとこだわりでおやつを作っているお母様がおられます。そのきっかけは福音館書店の絵本「あずき」。お子さんよりも親御さんがはまるというのも素晴らしい教育です。以前小豆で作ったお味噌も風味があって美味でした。大豆ではなく小豆ということでおそるおそる「先生召し上がって感想をいただけたら・・・」なんてこともありました。毎年試行錯誤されて研究は続いているようです。

お母様がお客様になってお茶を出すということも身に付けられるといいでしょう。またお客さんの気分を味わえるままごとはより楽しくなります。なかなか沖縄で和菓子店を訪れることは少ないかもしれませんが、季節を味わう行事育として生活の中に取り入れると豊かな気分になれます。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。