おもちゃ『海の生き物型合わせ』

昨日の絵本『ながいながい骨の旅』の記事の流れから今回は海に住む生き物たちの形合わせを取上げます。

スポンジでできた海の生き物を台紙にのせるだけのシンプルな遊びができるもので、残念ながらどこのおもちゃなのかが不明です。旅先で訪れた水族館で購入したものです。

台紙の上にパーツの生き物をのせるだけなので1歳からでも可能です。ただ海の生き物に興味を持つか持たないかで台紙に注視できるかどうかが左右されます。

先ずはパーツを手にして探索し名前を教えることからはじめてもいいかもしれません。

ただしこの頃の年齢は口探索も行いますから舐めたり噛んだりをすることや引っ張って壊してしまう可能性があります。例えばタツノオトシゴの丸い尾やイセエビの触覚、イカタコの足などを引っ張るなどの行動を行います。これは子供が最初に認知する形が丸いから線になったこと視覚認知の成長を意味しています。その行動そのものは順調に発達している証なの喜びましょう。

壊されたくなければその配慮を親がするべきです。壊してしまっても頭ごなしに叱るのではなく、どうしたら修復できるのかを考えさせることを促しましょう。失敗した瞬間にこそ子供を成長させる学びが詰まっています。

子供の成長の視点で考えると修復させる思考の促し、壊したときの行動の反省、ものを大切に扱うためにどう行動するか、素直にごめんなさいと言えるようにするなどがあります。

また親の視点では感情的に叱ることをしなかったか、壊されることが嫌な物を出してはいなかっただろうか、壊すことに子供の成長を感じ取れたかなどを考えてみましょう。


スポンジでできた23種類の海の生き物たちが6色(赤・白・黄色・青・緑・グレー)で構成されています。単純にテーブルの上に並べて誰がたくさんパーツを取るかを競争しても良いと思います。海の生物への促しをしていればその特徴だけを伝えてゲーム形式で楽しむこともできます。義務的に教え込む学びではなく、楽しく遊べる遊びの中に学びを落とし込むことこそが興味や関心へと繋がるのです。

陸地に近いところからペンギン・あざらし・イセエビ・うなぎ・ヒラメ・クラゲ・ウミガメ・タツノオトシゴ・かに・たこ・いか・イルカ・ツノダン・ナポレオンフィッシュ・みのかさご・クリオネ・ウツボ・マンボウ・ハンマーシャーク・マンタ・まぐろ・くじら。

名前や特徴をおあえたところで型合わせを楽しんでいきます。一度に全てを出すかどうかの判断は、ある程度の注視ができるようになってからの方がよろしいでしょう。

6枚の台紙を陸地から深い海のそこへと並べていくと海中の様子が分かるようになっています。そこからそれぞれの生き物がどの深さに生息しているのかを学ぶこともできます。

しかし型合わせをするだけが遊びではありません。積んだり、手にしてその生き物に成りきり海の中を回遊してみたりと、その子がどのように遊ぶのかを見守るのも子供の生長が分かる瞬間です。

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