スナップ『将来はデザイナーかしら?』
今回は糸と針を手にお人形のドレスを縫い上げた生徒さんをご紹介。
ドレスが好きなお嬢さん、日常的に着ているそうでそんな中1枚のドレスが破れてしまったそうです。お母様の促しで「自分で縫ってみる」と決断。かなり上手にできたのでお父様もびっくりされたとか。誉めてあげたら「自分でドレスが作りたい!」と自らの意思を伝えてきたとのこと。お母様は翌日生地をお子さんと選びにお出掛けになりました。
白とフリル生地をお子様自ら選び、お人形のドレスを模りはさみで切り縫うことを行い、縫い上げた後に好きな絵を描き上げました。
絵を描いたドレスにフリルを付けたものが以下の写真ですが、手こずる部分だったのでボンドで接着したそうです。
お母様曰く、お子さんの成功体験を味合わってもらうために口出しせず見守っていたそうです。子供が何かにチャレンジしているとき、上手に作り上げて欲しいという思いからついつい口をや手が出てしまいがちですが、自分でやると決めたお子さんは自分で考えて行動することができる力を発揮しますから見守りだけで十分なのです。お母様の見守りの行動はお子さんを発達の波に乗せられたといえます。
このドレスを完成後「今度は自分のドレスと大好きなディズニーのプリンセスのドレスを作りたい。」と新なの目標を口にされたそうです。お母様もそんなお子さんの想いに応えて「ディズニーでプリンセスたちの衣装を作るお仕事もいいんじゃない?」するとお子さんが目を輝かせて「ディズニーランドで働くことができるの?」と話したそうです。
きっと将来の道の選択肢が見えた瞬間だったに違いありません。
子供との何気ない会話の中に将来への道しるべのようなことを話すことがあります。これはとても不思議なことで説明のしようがないのですが、そのような小さな欠片を集めるようすると、ある時子供の人生の目的のようなひとつの形が見える瞬間があります。それまでは小さな宝物の欠片を集めるようにお子さんの言葉を心に留めるようにしてみてはどうでしょうか。
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