おもちゃ『ままごと和食祝いご膳』

日本料理は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、フランス料理や中国料理などの素材に手を加え入れた食文化とは大きく異なり、素材を重要視しシンプルに味わう他に類を見ない食文化です。この日本料理をおもちゃにしたのがマザーガーデンの和風お祝い膳です。おもちゃでありながらも素材を活かし華やかなお膳に仕立ててあることに目を奪われます。

このおもちゃは想像を掻き立てるままごと遊びで使用するものではなく、ままごと遊びの経験値を上げた子供が、日本料理のマナーや盛り付けのセンスを磨くために使用するものです。よって昨日の2021年12月13日の『ままごとの薦め』記事内容の対象おもちゃではありません。その点を注意しマザーガーデンのおもちゃを使用するようにしましょう。

子供のおもちゃであっても魚や椎茸の隠し包丁を入れた表現がされており、林檎のうさぎ切りや蓮根の菊花切り、人参のもみじ切りなど見た目も美しいおもちゃです。18種類の具財をそれぞれの器に盛り付けていく前にいろいろな切り方や包丁の入れ方を調べたり、会話を楽しむことができます。


日本には陶器や磁器、漆喰、ガラス、銀器、鉄器、竹を編んだものいろいろあり、季節によってその器の形にも拘こだわる文化があります。器にもいろいろな種類や焼き物がある話をして知識を深めても良いでしょう。私はホテルや料亭などの雰囲気や掛け軸、生け花、廊下から見える日本庭園など全てをひっくるめ日本文化として子供には経験をさせました。そんな経験をさせる前の学びとしておもちゃを活用することもありだと考えています。


日本料理は日本の地理と深く関係しています。日本食が自然の食材に恵まれバラエティーに富んでいるのは、山や川が多く身近に食材が多くあることや暖流寒流が入り混じる日本近海の魚貝類が取り入れられ、また四季がはっきりとしているからであり、山の幸、川の幸、海の幸の素材の良さを職人の手で芸術にまで押し上げているのです。日本の優れた食文化と地理的学習を結び付けてみるのも面白いものです。

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