教具『人類の進化フィギュア』

地球46億年の歴史の中で誕生した人類。人間はオラウータン、ゴリラ、チンパンジーなどの類人猿と共通の祖先から枝分かれし進化してきたといわれていますが、実は猿から人間へと直接進化してきたわけではありません。

人類の進化を示すフィギュアでその変化を見て、並べ替えをしながら人類の進化を確認していきます。左からふるい順に猿人の『アファール猿人』、『ホモ・ハピリス』、原人の『ホモ・エレクトス』、旧人類『ネアンデルタール人』、新人類の『ホモ・サピエンス』です。

これまでに20種類もの人類が地上に暮らしていたと考えられています。

現在見つかっている中で最も古い共通祖先を持つものは「サヘラントロプス・チャデンシス」、700万~600万年前にアフリカで生活していたと考えられています。ここから人類は変化し現代の人間になったと考えられていますが、人類の変化は遺伝子のコピーミスが繰り返されて今の特徴に至ります。

こう考えるとは長い人類の歴史の中で繰り返されるコピーミスにより、人類の多様性を生んできたといえます。同じ人間でありながら異なるものを持つ多様性を受け入れるようにできているのが人間なんだと思います。このような観点から子供達を見てみると、同じ親から生まれ同じように育てたとしても同じような人間にはならないのが当たり前なのです。『みんな違ってみんないい』という金子みすゞの言葉が腑に落ちます。






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