『生後2ヶ月のクーイング』
クーイングとは鳩の鳴き声「Coo」に似ているためその呼び名になっていますが、ご機嫌の良いときに発するのでプレジャーサインとも言います。
このクーイングは言葉の発達の始まりであり早い子では生後1ヶ月頃から生後2、3ヶ月には頻繁になります。私達大人は横隔膜をあげ肺から出した息が声道通るときに声帯を振るわせて声を出します。しかし新生児は口や喉が大人の構造と異なるため明瞭な音を作ることができません。ですから身体的発達と3段階のトレーニングで発声が可能となるのです。
クーイングでは身体的発達を迎える前に2段階のトレーニングがスタートします。
先ず、声を出すために息をコントロールし吐くこと、次に声を出すこことを意識し声帯を閉じることの2つです。生徒さんががクーイング直後に大きな息を吐き出しますがクーイングとは可愛い声だけではなく息を吐くことも含まれます。
乳児が一人で鼻歌を楽しんでいるかのようなクーイングであれば見守り、大人に向けたクーイングと視線には確りと応えてあげましょう。クーイングは言葉を発するための準備だけなくコミュニケーションの喜びも育てていくものです。
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