絵本『ちいちゃんとかわあそび』

我が家にとってこの『ちいちゃんシリーズ全12巻』はとても思い出深い絵本です。

おしゃべりが達者になり色々な経験をさせると反応が出始めた1歳半から2歳にかけて相当読み込んだ作品であり、3歳以降は親子でほっこりとし子供自身が絵本の中のちいちゃんの真似を心から楽しんでいたように思います。

このかわあそび作品に登場するのはちいちゃん、ころちゃん、みいちゃんが川の浅瀬で魚掴みに興じ川遊びを楽しみます。我が子はこの絵本が頭の中に残っていたのでしょう、帽子で川の水をすくい麦わら帽子をダメにし叱るに叱れませんでした。

また川辺の石を拾い浅瀬に小池を作ったことや靴をバケツに見立てた行動も絵本を実体験化するための行動でした。とにかく北海道の川で幼稚園の頃はお友達と、小学校では自然体験学習として、夏に帰郷した沖縄の東村のキャンプ場の川でもこの絵本の影響で良い経験ができました。

川遊びをしたことのないお子さんでもこの絵本で川遊びを想像しながら楽しむことができると思います。部屋の中で川に見立てて遊ぶことも絵本の疑似体験ですし、実体験できたときには面白い化学反応が見受けられるかもしれません。

子供たちが親になりこの絵本を懐かしんで開く時、「そうそう、こんなこともあったな。」「あんなこともしたな。」というような思い出を回想し、自身の子供にも同じ経験をさせてあげたいと思う幸せの連鎖が川の水のように、清流のせせらぎとなって受け継がれていくことを望んでいます。

ちいちゃんシリーズはそんな経験を親子で楽しめる作品です。ぜひ2歳前後の子供たちに読み聞かせて下さい。またひらがな読みを開始したばかり頃の練習をするための作品としても良い作品だと思います。

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