提案『七五三お宮参りの薦め』

先日東京在住の家族より神田神社へ参った時の写真が送られてきました。転勤で地元の神社へ参る慣習もここ数年味わうことなく過ごしてきたので、久々に新鮮な感じがし心休まります。七五三のお宮参り子供達にとって神社の荘厳なる雰囲気や空気感、そこでお仕えする人々の衣装や動き全てが非日常であり、感覚的に研ぎ澄まされる経験をすることになるでしょう。「ぼく、5歳だから七五三だよ。」「神社で飴をもらうのが楽しみ。」などと子供らしい発言もちらほら聞こえ始めていたので微笑ましくお宮参りの話を今週は聞く事ができるのかなとワクワクしています。

今でこそ神社への参り方が浸透してきているように思いますが、私が小さい頃はまだまだ浸透していなかったように思います。また中学高校と大晦日は、神社参りがイベントごとのようになり少し違和感も感じていました。日本の伝統的行事である七五三のお宮参りを継承するという意味でも幼い頃から神社参りをする場合のマナーを教えてほしいと思います。

それでは少し解説をしていきます。

1、身なりを整えて神社に向かったら一礼して鳥居をくぐり、参道の端をゆっくりと歩かせます。鳥居をくぐる前に「参道の中央は神様の通る道だよ」と伝えましょう。


2、手水舎で手を洗い口を濯ぎます。柄杓の使い方についてもしっかりとアナウンスすると子供達は上手に実践してくれます。我が家ではお玉をお風呂場に持ち込んで練習して臨んだのでスムーズに実践することができました。


3、賽銭箱の前で軽く会釈し、お賽銭を入れたら二礼二拍手一礼で参拝します。神社によってこの通りではないこともあるので事前に確認をしておかれるとよいでしょう。

子供にはこう心の中で唱えるんだよと伝えておくと良いでしょう。「お陰でこんなに大きくなりました。ありがとうございます。」

子供は大人が神妙な面持ちでお参りする様子をしっかりと見ています。大人の真似をすることで参拝のマナーを身につけることができます。


4、ご祈祷をあげる場合にはさらに子供達にとっては、新鮮で静まり返る空気感を味わいながら自分自身を自制することが必要になります。祝詞をあげる時には自分の名前が出てくるのを耳を研ぎ澄まして聞き取ることに徹することも日常にない経験です。我が家は御神酒を飲むんだと意気揚々としていましたが、いざ美しい巫女さんを前し「子どもは飲めないので親御さんが代わりに」と言われ残念がるかと思えば、優しい微笑みに心射抜かれ借りてきた猫のように大人しくなっていました。


5、千歳飴をいただき一連の儀礼は終わりますが、帰りも参道の橋を歩き鳥居をくぐる時にも一例をすることまでしっかりと行いましょう。

今年も七五三の時期になりました、子供達の健やかなご成長を心から願います。

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