スナップ『節分工作』
2歳以降の生徒さんを中心に行事育を展開しています。節分の工作は保育園や幼稚園で楽しんで行っているようですので、今年はとても簡単に折り紙と箱の展開図を使用して福豆の持ち帰り小箱を作りました。箱ってどのように出来ているのかな?と幼い頃からお菓子の空き箱を開いてみるのも思考をめぐらせることに繋がります。また折り紙もどのように折り上げていくのかを思考するで線対象や回転図形、位置移動などの図形力に結びついていきます。
100年程前の日本人は何でも自分自身で手作りし自然と多くの学びお行なっていたものですが、産業発達が進み購入すれば容易く入手可能な時代となり、大人のみならず子供たちの世界にも手作りが消失している現実があります。100年ほど前の子供達が獲得できていた器用さや図形力・発想力・工夫する力など意識させて行わなければならない時代です。淡々と黙々と何かを作る集中できる時間を行事育にも取り入れてほしいものです。
さて写真は鬼の顔に目入れをして上手く描けたことに喜びを隠せないひょうきんな踊りを見せてくれた生徒さんです。喜んで椅子から立ち上がることも子供の気持ちが表れている証拠。昨今は「なんで恐竜は・・・なの?」「なんで虫は? あっ虫は卵から幼虫になって、幼虫から蛹になって、蛹から虫になるんだよね。」と疑問の投げ掛けが自己解決型になってきました。じっと考える姿から可愛い小躍りする姿に心を射抜かれてしまいます。
こちらの生徒さんは小箱を作り上げて折り紙の鬼とお多福を貼り付けて完成。お母様が読み聞かせをしながら涙した絵本『ないたあかおに』の意味をお嬢さんが理解できるまでにはもう少々時間がかかるでしょうが、絵本を読んでいて涙するお母様を見て生徒さんは何かを感じたはずです。普及の名作『ないたあかおに』は各社が出版しています。読み比べるのもまた興味深い発見があり機会があれば読んであげてほしいと思います。
女の子らしく鬼のお面をしてお澄まし顔で写真撮影をしました。来年はお多福のお面をつけることが出来たらいいな・・・
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