スナップ『テーマは覗く』

幼児期の頃は何か一つのめり込んで夢中になることが必要です。一つのことに夢中になることも男女差があり、女児は一つのことに夢中になるというよりも全体的に満遍なく物事を取り入れる傾向がある一方、男児は好きなことを見つけ興味を抱くと夢中になり追っかけのめり込んでいきます。その代表的なものが恐竜・昆虫・動物・宇宙・乗り物・戦隊モノ・・・そんな好きなことは放っておいても子供はどんどん色いろんなことを深めていきます。その好きな事にあるテーマを設けて、学習的内容を盛り込んでレッスンの残り時間を活用して遊んでもらいました。

生徒さんのテーマは『大好きな恐竜の世界を覗く

プリントをこなしたご褒美にシュライヒとモンテッソーリ教具の恐竜、ネフ社のリグノを用いて恐竜の世界を表現しようとことで『位置の概念』と『数の概念』、『空間認知』を盛り込んで作りました。


先ずは手前に小さな恐竜の世界を、奥には大きな恐竜たちを位置させました。またリグノを倒して大きな肉食恐竜から身を守るために小さな恐竜が隠れるトンネル、リグノの円柱を立てて見張り台にとアイディアは色々出てきます。


作っている最中に「首長竜も覗きたいかもしれないね」という一言で、リグノをいくつ積めば高さが出るだろうとかと考え、小さな恐竜の集団の方向へ覗き窓の角度を調整し設定しました。


高い覗き窓を作った後ハタと気付いたようで、低いところでの覗くを表現しようと『トリケラトプスの住処を覗くティラノサウルスの子ども』として完結させました。

生徒さんは恐竜の名前を発しながら「草食恐竜は肉草恐竜に食べられないようにしないといけないから隠れるところを作ろう」と積み木で囲いをし、肉食恐竜は食べられる恐竜を探さないといけないからいろんなところを覗くんじゃない?」などと考えが次々と展開されアイディアがどんどんと広がっていきました。

生徒さんの自由な発想は見守っている私も楽しい時間でした。遊びの中にどの程度学習を落とし込むことができるのか、子供の思考力を邪魔しないサポートを考えながらを学びと遊びが豊かなものにできる時間を心がけていきます。次回はどのような時間になるでしょう・・・楽しみです。

Baby教室シオ

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