絵本『かいじゅうのすむしま』
今日はメッセージ性の強い作品を取り上げます。男の子をお持ちのお母様なら表紙を見た瞬間に手に取る方も多いでしょう。独特なタッチの谷口智則氏の作品は味わえば味わうほど癖になり大人の私が深く考え込む作品でした。
島の住民から怖がられていたかいじゅうは身を潜めて住んでいたところ大雨が降り抱いた時は大きな傘をさし、日照りの時は雨を降らし・・・
島の人々を困難から守るかいじゅうの気遣い心遣い苦労を理解せず、その困難をかいじゅうのせいにした人々の偏見は現代の我々の中にも存在することから、この作品は子供の長き成長の折々に触れて読み返しても良い作品だと考えます。
人間同士の関係性の浅はかさを知らしめているのか、あるいは自然環境破壊への警鐘を鳴らしているのか、それ以外にどのようなメッセージがあるのかをおあこで考えてみてはいかがでしょうか。
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