絵本『うちのパパってかっこいい』

父の日に向けての絵本となります。ご兄弟姉妹で同時に読み聞かせができる絵本を今回チョイスしました。生徒さんの中には病気でお父様を亡くされた子供たちもいるので、亡きお父様の存在が心の中にできるまではと思い昨年までは控えていた絵本も今年からは解禁です。

笑顔でお父様のことを話してくれるようになったお兄ちゃんの優しさを下のご兄弟もニコニコしながら聞いている様子に安堵しています。毎日のお空に向かってのお父様へのご挨拶が身を結んできたのでしょう。今年は大いに父の日を楽しんでほしいと思います。

さてこの作品、変顔の表紙を開くと寝起きの冴えないパパの顔で始まります。「どこがかっこいいの?」との声も聞こえてきそうですが、徐々にそのかっこよさが現れてきます。

それにしても眠そうな、今起きたばかりですってな表情で、いやいや二日酔いですか?て感じでしょうか・・・眠そうでも、起き抜けでも、二日酔いでも子供にとってはかっこいいパパはかっこいいのでしょう。



下の場面を見て思い出すことがあります。幼稚園の運動会での出来事。張り切った主人は下ろし立てのチノパンを履いて父親リレーに参加しました。想像していた以上に子供用に整備された運動場のコーナーを曲がりきれず転倒。下ろし立てのチノパンは血のパンにになり破けてしまう失態を・・・コーナー曲がりきれず転倒するお父さん続出で救護テントはお父さんたちで溢れる始末でした。こんなかっこいいパパになるはずだったであろうに・・・


数学的発想を促す学びに入るとお母様よりもお父様の方が良いというご判断で理数系のお父様方はバリバリとお子さんと共に頑張っておられます。そんなお父様方はきっとこのようにお子さんの目には映っておられるのでしょうね。



しかし我が家ではこんなしたのような場面もありうるさがられてもいました。時に迷惑を顧みないパパの姿もこれもまた人間味に溢れていていいと思うのですが、いろんなパパがいて面白いってことで一件落着と行きたいところです。


この絵本に登場するパパは最初から最後までパジャマの上にガウンを羽織っています。必ずしも身支度を整えて容姿にこだわらなくても我が家のパパは、お父さんはかっこいいんだぞということを表しているのではないかと考えます。

お父様には子供達がいつでもどこでもその胸に飛び込んで来られるように大きな手を広げて待っていてほしいと思います。


前出の生徒さんたちへ

みんなのお父様よりもお父様は早くお空へ旅立って行かれましたが、あなたたちのお父様はみんなのお父さんが見えないところも見えて、あなたたちの行く先々に一緒について行きあなたたちを見守ることができます。それはあなたたちには見えませんがとても心強いことなのです。だからみんなよりも幸せなのですよ。そう先生は思います。

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